誠司さん Scinece, vol. 321, no. 5888, 5889, 5890, 5891
植物におけるシグナル伝達の話 →シグナル伝達分子って、もっと明らかになっ
ているものと思ってました。ゲノムが解けたといっても植物はまだまだ謎だらけ
なんですね (この間は新しいホルモンが見つかったことですし) 。
Na+/Gal transporterの結晶構造 →14TMのトランスポーター、2, 7番目のヘリックスがbreakしていることがNhaAやLeuTと似ていて重要とのこと。構造データがどんどん蓄積されて、モデルがたてられるのも近い感じがします。
小川くん PNAS, vol. 105, no. 28
バクテリオファージがグラム陽性細菌に感染する際に重要な、細胞壁分解酵素の結晶構造とcryoEM →結晶構造とcryoEMはセットの論文が多いですね。タンパク質分子のイメージがつかみやすくて、個人的にはとても好きです。(FliG-PomA/Bができたらいいのに….。)
北島さん EMBO, vol. 27, no. 6, 8, 10
ミトコンドリアへのtranslocationの話 →たくさんの役者が存在するミトコンド
リアの輸送システム、勉強になりました。輸送されるべきpreproteinに細工をすることでTOM-TIM23 complexをとらえています。このような実験って、アイディアがあたると嬉しいですよね。
ところで、近頃雑誌がたまり気味な気がします。私もあまり論文を読むのが早
い方ではなく、速報会は苦労していますので気持ちはわかりますが、雑誌の消化
状況をみて、皆さま頑張りましょう。
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