小嶋さん
Science, 6331, 6341, 6354, 6364
#6331, Luca et al; Notch1とJag1の複合体構造。Notchシグナルは発生に関わる転写因子を出す膜受容体である。相手細胞上のパートナーと結合すると、Notchの細胞内ドメインの転写因子が解放されて、シグナルが下流に伝わる。その複合体の構造解析を行い、相互作用がキャッチボンドと呼ばれる様式であることを示した。キャッチボンドとは、相互作用した後、テンションがかかると結合親和性が高くなる結合様式のこと。例えれば、つり革を握っていて、電車が急発進するとぎゅと強く握るようなもの。この論文では、カバーガラス上にJag1を固定して、Notch1を発現する細胞と相互作用させたのち、ガラスを動かしてテンションを与え、シグナルの活性化を調べた。