(2)Tenthorey et al.
フラジェリンと結合する、宿主防御にとって重要なタンパク質NAIP5の結晶を解き、どのようにリガンドによって活性化されるかを明らかにした。
(3)Liu et al.
大腸菌のポリメラーゼ、プロモーター、アクティベーター、RNA複合体の結晶が解けたという話。これによって活性化因子が転写を活性化する方法など、詳細な転写メカニズムを理解することができそうである。
岩月君 PNAS Vol.114 No.32, 45, 49
(1)Yadav et al.
先天性の失明に関わるタンパク質AIPLIの結晶構造が解けたという話。NMRで野生型と変異体を比較することで、変異によって構造変化を引き起こし、リガンドと結合できなくなることを明らかにした。病気の治療につながればよいなと思った。
(2)Shi et al.
筋芽細胞の膜融合に関わるマイクロペプチドmyomixerについて、ゼブラフィッシュにおける必要性を示した。また異なる種間でのmyomixerを比較して、機能に必須なドメインを明らかにした。
(3)Yang et al.
クオラムセンシングシグナルのレセプターRpfRが、どのようにして標的遺伝子の発現を制御しているかを明らかにした話。RpfRと転写調節因子GtrRとc-di-GMPが複合体を形成し転写を阻害しているようで、c-di-GMPが直接結合して転写阻害をしているのは珍しいそうです。