錦野さん Nature vol.362 issue.6416, 16 Nov.2018
Guo et al:ゲノム改変をした酵母に光を当てることで目的のタンパク産物を大量発現させる手法について。光刺激で電子を放出する物質で酵母をコーティングし、酵母が電子を受け取ることでNADPH酸化還元系を活性化、目的産物以外に使われるNADPH経路を欠損させているため効率的に目的産物にエネルギーを渡すことができる。タミフルの前駆体も合成可能で、安価な量産に期待ができそう。
小嶋さん PNAS vol.115 No.47, 20 Nov.2018
Niwa et al:シトクロムCオキシダーゼで使われるヘムAの合成について、ヘムAのホルミル化酵素を結晶化解析した。反応の前後でヘム鉄を配位するヒスチジンがきれいに平面上に揃うように構造変化する。ヘムO自身の4Hisと合わさりかなりエレガントな構造がとられている。