Nature 滝口さん
3号(7824, 7825, 7826)から5報発表
Ming-Yang Su et al.,
機能不明なタンパク質C9orf72が、SMCR8とWDR41との三者複合体では構造が解け、しかもGAPタンパク質であることが分かったという話。やはり構造が解けることのアドバンテージは非常に大きいのだなあと再認識しました。

Jae-Hoon Jung et al.,
花序形成のための遺伝子の調節タンパク質が温度上昇によって可逆的な液滴形成を起こし、遺伝子との結合(≒転写の調節)の可否を決定するという話。外部温度に対してストレス応答するのではなく、外部温度自体をトリガーとして転写調節するのは斬新だと思った。

Science 小早川くん
2号(6504, 6525)から4報発表
Michitaka Notaguchi et al.,
ニコチアナの接ぎ木の際、移植片界面では細胞壁が形成され、細胞間接着がなされた。その時、β1、4グルカナーゼが細胞間の癒合に必須であることを示した話。接ぎ木については、傷口同士が癒着するのかなくらいに理解していたが、癒合のシステムがわかり勉強になった。

PNAS 梶野くん
2号(Vol. 117#48, #49)から4報発表
Luo et al,
NPR1がH2A-H2Bと一時的に相互作用することで、ヒストンシャペロンがDNAとの非特異的な相互作用からH2A-H2B部位を効果的に保護し、ヌクレオソーム形成に一役買っているという話。ヌクレオソーム形成を厳密に行うための因子はほかにも沢山あるのだろうなと思いながら聞いていた。

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