Party


 みなさんご無沙汰しています。このところ忙しくてどうも疲れやすいので、更新を控えていました。
こちらは非常に暑くなってきていて、体がまだ慣れなくて、情けないことに少し参ってしまいました。5月末から新しいrotationで研究室を回ってくる学生さんと一緒に仕事をしていることもあり、organizeしなければならないことが増えて少し大変です。でも、昨年は新入りの僕のために研究室のみんなが助けてくれた訳なので、今度は僕の番ですね。

 さて、今回は先週末に出かけた友人のNickのbirthday partyのお話です。Nickは同じbiology departmentのgraduateの学生さんで、確か2年生です。ハワイ大学で日本語を学んだこともあり、少しだけ日本語を話すことができます。出身はUtahの北にあるIdahoです。彼はTeaching assistantでうちのsupervisorのDavidのクラスを担当していたので、ラボの連中とも顔なじみです。特にGinaやJonと非常に仲が良く、よく遊びに来ています。最初はGinaの彼氏はNickではないかと思ったくらい!(実際は違います)。彼に誘われて、サッカーを去年の秋に一緒にやった話はここでも紹介したと思います。

 さて、そんなNickは、一戸建ての庭付きの家に、roommate 4人と一緒に住んでいます。彼のbirthdayに合わせて自宅で醸造していたビールが大きな樽にいっぱいできたので、みんなを呼んでpartyにしようということになったようです。夜7時半頃彼の家に行くと、もう既に20人くらいの人が集まっており、ビールの樽が開けられてバーベQが始まっていました。来ていたのは僕の知らない人がほとんどで、しかもほぼ全員白人のnative speakerでした。そんなわけで何から話せばいいのかわからずどうしようと思っていたら、一度研究室に訪ねてきたことのある化学科のgraduateの人が現れたので、その人と少し話をすることが出来ました。こんな風にnative speakerの中に英語の不自由な自分だけぽつんといる状況に立たされると、最初は本当に困ってしまいます。知り合い同士で早口の英語で話されると、一年経ったとはいえ、話の間に割って入るのはやはりしんどいです。それに、僕はと言えば話の最初は決まって退屈な話しかできないので(今どんなことやっているとか、日本に比べてここはどうだとか・・・、笑いを取ることもできないんで相手にとってはつまんないでしょうねぇ)、付き合わせて悪いなぁと思ってしまいます。でも、ぽつんと立ってるわけにも行かないんで、輪になって話しているところにそっと入っていって、にこにこしながら、自分も話に入れそうになったらタイミングを見計らって、一言二言話すようにしました。情けないけど結構必死になってしまいます。しばらくすると、Jonや同じ研究室のPerry, Mikeらがやってきて、話しやすい環境になり、お酒の力もあって、だんだん口もなめらかになってきました。不思議なもので、一生懸命聞き、話そうとすると、だんだん口が軽くなって来るんですよ。サッカーのチームメイトだったローラと話しているときは、自分でも「ええ感じやん!」と思えるくらい、英語が出てきてちょっと嬉しかったです。彼女はバレーをやっていたので、スポーツの話題で盛り上がることが出来ました。

 ところで、前にもお話ししたと思いますが、アメリカと日本のパーティと違うところは、アメリカでは最初の始まりの乾杯とかはまったくなく、適当に始まり、みんな的好きな時間に来て適当に帰っていくところです。ですから、パーティのコアの時間はだいたい始まってから1時間半ほどたった頃になります。今回の場合は、10時ぐらいになって、招待された人がほぼ集まったので、メインイベントであるNickによる誕生日ケーキのカットが行われました。家のあちこちでバラバラに飲んでいたみんなが、diningに集まったところで、Nickがケーキの上に立てられたろうそくの火を消し、Happy birtydayの歌と盛大な拍手でお祝いしました。このあたりは日本と同じですね。ケーキは、Ginaが3時頃から作ったもので、それがすごい! とっても大きなケーキで、しかも形が何か変です。最初Jonに、'Seiji, we'll start to cut the cake. It's dirty.' というので、何のことだろうと思っていましたが、しばらくしてそれがわかりました。なんと、そのbirthday cakeは'Penis'の形をしていたのです! しかも、さきっぽのところに、バニラのアイスクリームが添えられているんですよ! さらにろうそくの火を消した後、Nickと彼の女友達(僕らはspecialなgirl friendかと思ったのですが本人曰く違うらしい)が、記念撮影をしたのですが、なんと2人ともケーキのshaftの部分を大きなお口でなめるポーズを取っていました! いやはや、Jokeとはいえ、なんかすごかったです。面白いのは、日本と違って、こんなHなjokeもみんな楽しんでいて、それがちっともいやらしくないのです。その後Nickが最初に自分の分を取り、続いてみんなが各自順番にケーキを取っていきました。僕もGinaにcakeを切り分けてもらいましたが、そのときに、Seiji, which part do you want? と聞かれて、困った僕は名詞を言わずにthis region(ballの部分)と答えてしまいました。

 さて、たくさんあったビールは、11時頃にすっかりなくなりました。今回は飲んで性格の変わる人もいなくて、夜中までみんなでだべっている感じでした。みんな僕よりも若くて、20代前半の人が多かったかな? みんな紳士なのでしょうか、暴れて迷惑をかける人は全くいなくて非常にいい感じでした。わいわいと夜中まで飽きることなくしゃべっていましたが、僕は最後の方は酔ってしまって、みんなの英語が全く分からなくなってしまいました。JonやGinaは僕が陽気になって踊り出すのを待っていたみたいでしたが、さすがに全く知らない人たちの前でしかも誰も大騒ぎしていない中で自分だけはじけるわけにも行かず、おとなしくしていました。まあ、英語を理解しようと酔いながらも必死で頭を働かせていたので、はじけられなかったともいえます。でも、とっても楽しめました。もっと英語が出来て、アメリカの文化が分かってみんなの話題に参加できるようになれば、更に楽しめるかなぁと思いました。

 それでは今回はここまでです。

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