Yellowstone, Grand Tetonへの旅行 |
6月6日
午後3時に実験を終え、Sさんに拾ってもらってYさんと共に3人でMさん宅へ。僕は大きな旅行鞄一つと、バックパック1つという荷物。他の3人も同じ感じですが、経費節減のための食料などで、Mさんの車ははちきれんばかり! 午後4時にMさん宅を出発。始めはMさんの運転。7th NorthからI-15に乗っかり、exit 364で降りてUS-89を北へと向かいました。車の中では僕の持ってきた「Bridget Jone's Diary」のサウンドトラック、とOff CourseのCDをかけました。Loganの町でUS-89を見失い、北へ行きすぎてしまいます。このあたりでSさんに運転を交代して、逆戻りしてUS-89へ。しばらく行って午後7時ごろUtahとIdahoの州境にあるBear Lakeに到着。この湖畔でYさんが作ってくれた夕食を頂くことに。
Bear Lakeの湖畔での夕食 |
Bear Lakeの様子 |
ここから筆者が2時間ほど運転。US-89をどんどん北上していきます。周りは何もない森、山と畑に囲まれた地帯でした。途中で牛の一軍が道路の右側にいるのを発見。とりあえず停車すると、彼ら(6頭ほど)は一斉に道路を横断していきました。かしこ〜い! 9時半頃に再びMさんに運転を代わってもらい、10時半頃ようやく目的地Jacksonに到着。この日はTeton Innというモーテルに宿泊。荷物を部屋に運ぶとき、ちょっと騒がしかったのか、隣の部屋の女性に静かにしろと怒られてしまいました。このJacksonはGrand Teton National parkの入り口に当たる町で、たくさんのモーテルやホテルが並び、ちょっとした観光地でした。この日は旅行の前に詰めていた仕事や準備のせいか疲れていてすぐに就寝。
6月7日
この日は朝8時に起床、9時にTeton Innを出発。JacksonからGrand Tetonまでは車で30分ほど(Sさんの運転)。National Parkのゲートで、Annual passを購入(車一台につき$50)。そして、いよいよGrand Tetonへ。Jenny Lakeという湖へ。Visitor centerの駐車場で朝ごはん(持参したサンドイッチ)。その後Jenny lakeの周りを一周するTrailをみんなでハイキング。結構たくさんの人が来ていました。一周すると3時間以上かかるので、ショートカットしようと、湖を横断する船を探しましたが残念ながらまだシーズンでないためか運行していませんでした。そこで、行けるところまで行って引き返すことに。湖がとてもきれいなのであちこちで写真を撮っている内にどんどん時間が経ってしまい、1時までに駐車場に引き返すつもりが間に合わず、しかも途中でtrailが通行禁止になっていたので、元気のある僕とMさんで先に駐車場まで戻り、YさんとSさんをtrailの途中でpick upすることに。
Teton Inn |
朝食の風景 |
Jenny Lake |
実はこの日の2時から、Jackson Lake Lodgeで主催されているHorse back ridingの1時間半のコースに行くはずでしたが、Jenny lakeのハイキングに時間をとられてしまい、Lodgeに2時5分前についてあわててhorse back ridingのチェックインをしようとしたのですが間に合わず、その日のridingはcancelに。話し合った結果、翌日朝に行われるBreakfast ridingに参加することに。Jackson Lake Lodgeを後にして、その日の宿泊地であるSignal mountain lodgeへ。途中、Bysonがいるというので、車を停めて見学。やぶの中に隠れていてあまりよく見えず。更にちょっと行ったところに見晴らしの良いview pointがあったので、そこで暫くみんな写真撮影。signal mountain lodgeには午後3時に到着し、しばし休憩。4時に軽く食事をとりにdiningへ。5時に、その日の夜のイベントであるfloatingに参加。メンバーは僕らの他に家族連れなど8名の合計12人にインストラクターのお兄さん、お姉さんの2人。signal mountain lodgeの玄関で待ち合わせ、バンに乗り、Snake riverへ。この川はGrand Tetonの中心にあるJackson Lakeから流れ出しているようで、Tetonの中は比較的緩やかな流れとなっています。そのため、lodgeからだしているfloatingのツアーの説明では、ゴムボートで川を下るけれど、水に濡れることはほとんどない、とのこと。lodgeから20分ほどの起点でバンから降りて、救命胴衣を身につけ、いざ出発。お姉さんはお兄さんとボートの準備をしたあと、下流で待っているとのことで、ボートの操作をするのはお兄さん一人だけ。しかしこの兄ちゃん、若いがテクはなかなかのもので、うまいこと障害物を避けながら川を下っていきます。川自体が非常に緩やかだったので確かにほとんど濡れることなく川を下ることが出来ました。途中で、木にとまっているハクトウワシを発見したり、ビーバーのかじった木を見たり、小さなビーバーを見たり。楽しく川を下ることが出来ました。1時間ほど下って、終点に着き、そこからお姉さんの運転でlodgeへ帰ってきました。このとき、ツアーで一緒だった、一人で来ている女性と話をしました。彼女はカメラマンの助手をしていて、その日はお休みだったそうです。別の女性二人組は、サハリンのユジノサハリンスクから少し離れた町の出身のロシア人で、9年前にシカゴに移民してきたとのこと。家族連れはツアーの後、バレーボールの試合でポイントが決まったときのように輪になってハグしていました。9時頃部屋に戻り、持ってきたコンピュータで今日の写真のスライドショーをして就寝。
View pointから見たTetonの山並み |
Signal mountain lodge |
Floatingの様子 |
6月8日
この日は朝5時半に起き、6時45分にロッジを出発して、前日に行ったview pointへ。朝早く起きたおかげか、ムースの姿を近くで見ることが出来てちょっと感激。その後、Jackson lodgeへ行って、7時半出発のHorse back ridingに参加。馬に乗るのは初めてなので、かなりドキドキ。馬は眠そうで、非常におとなしそうに見えるのですが、僕の乗ったFrenchyは結構暴れん坊でした。12人ほどのツアーで、BradとTandyという二人のインストラクターに率いられて、一列に並んで1時間ほど歩きました。かなり良く訓練されているようで、馬は隣の馬が列に並びながら歩き出すとちゃんと次の馬がそれについていくのです。列の間隔が少し乱れると、一定の間隔を保つように小走りしたり、ゆっくり歩いたり、なかなか賢い。途中エルクなどの動物を見ることが出来ました。1時間ほどして、朝ごはん。みんな馬から下りて、ダイニングへ。そこではスクランブルエッグ、ハム、パンケーキ、温かい飲み物を出してくれました(というのは、結構寒い)。美しいTetonの山並みをバックにした草原の中にあるこのダイニングは、とてもすてきで、グランドスクロールというリスがあっちこっちにいてかわいかったです。そして、インストラクターのTandyさんがめっちゃかわいかったので、Sさんと僕は女性陣が居るというのにツーショット写真をTandyさんにお願いしてしまいました。彼女は夏の間だけここで働いているのだそうです。1時間ほどゆっくり食事を楽しんだ後、再び馬に乗ってJackson lodgeへ。1時間ほどかかりました。
Jackson Lodgeの馬小屋 |
Horse back ridingの様子 |
朝ごはん |
Horse back ridingの後は、ちょっとだけLodgeの中にあるfancyな小物のお店で買い物を楽しんだ後、Yellowstoneへ。ここからYellowstoneまでは車で1時間ほど。Grand TetonとYellowstoneは隣り合わせているのです。ゲートをくぐって、間欠泉で有名なOld Faithfulへ。Lodgeの前に有名な大きな間欠泉Old Faithful Geyserがあり、軽くお昼ごはん(おにぎり)を済ませた後、高さ80メートルにもなるという間欠泉を見に。なかなかのものでした。このまわりには数多くのGeyserがあるので、1時間半ほどかけてゆっくり観察。その後、この日の宿泊先であるMammmoth Hot springs Hotel and Cabinsへ。途中に寄ったBiscuit Basinはカラフルな間欠泉が合ってなかなかきれいでした。Old FaithfulからMammoth Hot springsへは、車で約1時間半ほどでしょうか。途中で渋滞になっていたので何事かと思ったら、みんな道ばたに車を停めてグリズリーベアを見ているのでした。道路沿いの森の中に、親子連れのクマが3匹いて、みんなレンジャーの指導にのっとり、遠巻きに眺めていたのでした。野生のクマを見たのは初めてでびっくりしました。残念ながら、デジカメではうまく写真が撮れなかったです。そして8時頃ようやくキャビンにたどり着き、シャワーを浴びた後ホテルで食事。ウェイトレスのおばさんがとても親切で、食べ残したパンを部屋へ持って帰りたいというと、「新しいのを持っていってね」と、なんとボックスに焼きたてのパンを入れて持ってきてくれました。この晩もスライドショーをして、ビールを飲んで寝ました。
Old Faithful Geyser |
Biscuit BasinにあったSapphire pool |
6月9日
この日は少し朝ゆっくりしました。9時に朝ごはんということで、僕は7時半に起きてちょっと周りを散歩。Cabinの周りにあった丘の上まで行って来ました。朝ごはんの後、cabinを出てMammoth Hotspringsにあるテラスへ。Yellowstoneの北の名所であるこの石灰岩でできた美しい地形は必見ですね。中でも、Minerva Springsはとてもきれいでした。ロマンティックな場所なので、デートには最適かも。ここでお昼前まで過ごし、その後Canyonへ。途中Tower Fallという滝で一休み。この滝は麓までtrailで行けるので、ぜひ壮大な滝を下から眺めることをおすすめします。ちょっとだけしんどいですが。その後、この日の宿泊先であるCanyon lodgeに行ってチェックインし、荷物を置いて、すぐにYellowstoneの大渓谷を見に。ロッジから車で10分ほどの所にUpper fallsがあり、View pointからの眺めはなかなか壮大です。Upper fallsは落差33メートルであるのに対し、Lower fallsは落差94メートルあり、こちらを見ようと、Uncle Tom's trailへ。「地球の歩き方」によれば、かなりきついtrailということで戦々恐々としながらトライしましたが何のことはなかったです。でも、高所恐怖症の僕は延々と降りていく鉄の階段が少しだけ怖かったです。約250段ほどの階段を下りきると、そこからはLower fallsを麓近くから見上げることが出来て、圧巻です。しばらく眺めを楽しんだ後、artist point, inspiration pointなどのView pointへ行き、最後にLower fallsを上から眺めることの出来るBrink of Falls Trailへ。これも結構しんどいtrailとのことでしたが、若い?僕にはたいしたことはありませんでした。ここからの眺めは本当に素晴らしく、見下ろすと飲み込まれそうです。写真をお楽しみください。こうして、この日はtrailを十分に楽しんだ後、ロッジに戻ってレストランで食事をとり、スライドショーとビールを飲んで寝ました。
Mammoth Hot springsの全景 |
Cabinの周りにいたリス |
Minerva springs |
Tower Falls |
Upper falls |
Lower falls:麓から |
Lower falls:上から |
Brink of Falls Trailを終えて:疲れた〜 |
6月10日
最終日は朝8時半にロッジを出発し、West YellowstoneにあるGrizzly Discovery Centerへ行きました。ここでは、捕獲されたグリズリーベアを出来るだけ自然に近い状態で観客に見せることを目的としているそうで、動物園ですがかなり配慮をされているようでした。オオカミもいました。オオカミもYellowstoneでは減っているようです。ここを11時半頃出て、帰路へ。US-20からI-15に乗って、後は延々帰るだけです。無事Mさんの家に着いたのは午後6時前。3人交代で運転しましたがそれでもかなり疲れてしまいました。みんなへとへとで家に帰りました。
というわけでYellowstone, Grand Teton national park旅行記はここまでです。お付き合いありがとうございました。