父のアメリカ旅行


 みなさんこんにちは。先週は一週間お休みをいただき、アメリカへやって来た父と一緒に過ごしました。本当は弟も一緒の予定でしたが、事情により残念ながらキャンセルとなりました。母は僕がこちらへきてすぐの1999年6月に叔父と一緒に来ているので、今回は父が来ると言うわけです。思えば、母が来てくれた時は、車がなかったので、暑い中かなり歩かせてしまいました。でも今回は車もあり、父も1週間休みを取ってあるので、今回はゆっくり親孝行ができたと思います。というわけで、その模様を簡単に紹介し、また出かけたL.A.での交通に関して少しだけ説明したいと思います。

7月15日
 父は英語が話せないので、中継地点のLos Angeles international airport(LAX)まで迎えに行きました。無事LAXで会うことができ、Salt Lake Cityまで戻ってきて、僕の車でアパートまで連れていき、着いたのが夜8時過ぎ。父と会うのは2年前に学振の面接の為に一時帰国して以来です。この日は近くのファミリーレストラン「Village Inn」で軽い夕食を取りました。父とは電話で1ヶ月に1回は話をしているのですが、やはり面と向かって話すのは久しぶりなので、最初はなんだか気恥ずかしい感じでしたが、直に慣れてきて、いろいろ会社での話や日本の最近の状況などを聞かせてもらいました。この晩は疲れていたのか、二人ともすぐ就寝。

7月16日
 僕が疲れていたせいもあって、少し起きるのが遅くなりましたが、10時過ぎに大学へ。ラボへ行き、ボスや仲間に父を紹介しながら、ラボの中の様子を一つ一つ説明しました。その後、South Biologyへ行って、staffやfaculty, graduateの写真が飾ってあるのを見せたり、ポストを見たり。一通り、研究室関連を紹介した後、図書館やbookstoreを見学して、unionでお昼ごはん。そして、歩いてupper side campusへ。病院などを紹介した後、シャトルバスに乗って駐車場に戻り、今度はSalt Lake Cityの紹介。Oriental food market, FredMeyer, Salt Lake Roasting companyを回った後、LDS temple squareへ。日本語のツアーを申し込むと、なんと木原君、Yさんのときにお世話になった、川崎市出身の杉本さんがまたもや担当してくれました。父は無信教ですが、説明をていねいに聞いては質問したりして、極めて紳士でした。LDSの歴史を知るのに最も良いということで、freeのmovieであるLegacyを見に(1時間程。日本語あり)。その後、crossroad plazaで少し買い物をして、地下のフードコートで食事。辛い辛いとかいいながら、タイ料理を食べました。暗くなってきたので、state capitalの裏山に登って夜景を見にいきました。この晩はどう言うわけか、二人とも語りモードに入り、夜中2時までこれまでの苦労話で盛り上がりました。

7月17日
 この日はRed Pine Lakeまでhikingに行きました。いろいろ準備をしていたら時間が経ってしまい、10時半ごろ出発して、trail headに着いたのは11:20でした。ここから山道を2時間程歩いて、2年前にTimとJonの3人で来たRed Pine Lakeに到着。かなり歩かせてしまい、父は疲れた模様。子供の頃はよく弟と父の3人で、交野市の山に登りに行ったものでした。おもえば、父は僕の今の年令の頃に、僕らを連れて来てくれたんだな、と感慨深くなってしまいました。湖はきれいでしたが、風が強くけっこう寒かったです。お昼御飯のおにぎりを食べて、写真を取ったりした後、帰路に。4時頃駐車場に着いたので、そのままI-215からI-80, I-15を通ってThe Great Salt Lakeへ。残念ながら、Visitor centerの開館時間には間に合いませんでしたが、アンテロープアイランドの西側の岸辺(砂浜なんです)まで行ってみました。相変わらず湖は汚かったですが、父は満足した模様。帰りの車の中ですっかり眠っていました。夕食は400SのChili'sで取りました。

7月18日
 さて、この日からSalt Lake Cityを離れて、アメリカの街を見たいと言う父の要望に沿って、L.A.へ。僕もL.A.で長時間過ごすのは初めてなので、ドキドキです。ベーグルを食べたことがないと言うので、Einstein Bagleで朝ごはんにし、荷物をまとめて空港へ。今回は2泊3日の旅なので、Long Term Parkingに車をとめました。Long Termの場合、Lot Aが空港に入ってくるとすぐ左手にあり、Lot Bがそのさらに西側にあります(空港から出てくると右手にあります)。屋根付きのShort term lotは、overnight parkingを好まないので、屋根のないlong termになるわけですが、料金は最初の30 minがfree, each additional hourが$1.00, Daily maxが$6.00, Weekly maxが$42.00となっています。僕の場合は3日で$18.00でした(帰りに出口のところでカードで支払えるので現金の準備は不要です。詳しいことは空港のhomepageへ。)。今回はLot Aに停められなかったので、Lot Bに停めました。各Parking lotにはfreeのshuttle busが10 minごとに回ってきてくれるので、それに乗りターミナルビルへ。
 さて、United Airlineで無事にLAXに着き、今回の目的地であるDisney LandのあるAnaheimへ。父の予約してくれたHilton Anaheimに行くために、まず交通手段を調べました。LAXのbaggage claimのすぐ近くに、Grand transportationの紹介パネルがあるので、そこで、Anaheimの各ホテルを回ってくれると言う、Airport Busというバスがあることを確認して、バス乗り場へ(この情報はS氏に教えてもらいました)。バス乗り場は、Long distance busという表示の下で、午後1時までは15分ごとに来ているとのことでした。少し待つとAirport Busと書かれた大型バスがやってきて、運転手が降りてきたので、Hilton Anaheimに行きたい、というと、父のスーツケースをトランクに入れてくれました。バスに乗り、30分程で、Anaheimに到着。ホテルに着く前に、Airport Busのターミナルに寄りました。Agentが乗り込んできて、そこで初めてバスの料金を払う仕組みになっていました。僕らは安くなるというので、往復券を買いました($25)。その後すぐにHilton Anaheimに到着。check-inしようとすると、まだ部屋ができていないと言うので、父のスーツケースを預けて、そのままホテル仕立てのfreeシャトルバスですぐ近くのdisney landへ(数分で着きます)。
 Disney landは結構混んでいました。チケット($43.00/day/adult)を購入し、ゲートをくぐったのが3時前。とりあえずお昼ごはんを食べ、ぐるぐるふたりで回りました。いろいろ面白そうでしたが、どれもこれも混んでいて、1時間待ちとかが多かったので、待たずに見られるパビリオンばかり回っていました。夕方になり、誰もが見られるショーが始まったので、それを見に。FantasylandのAnimazement-The musicalはなかなか楽しめました。その後、Disneyland Parade of the Starsや、Fantasmic!、Fireworksを見て、10時半頃ホテルへ。やはりdisneylandはどちらかと言うと子供向けでしたね(笑)。でも、Frontierlandの池の上で行われたFantasmic!は心に残るすばらしいショーでした。日本でもやっているのでしょうか??? 軽い夕食をAdventure landでとっておいたので、ホテルではもう寝るだけ。驚いたことに、Hiltonでは、日本のテレビ番組が見られました。フジテレビの番組を少し、あと、NHKも。

7月19日
 この日は朝Hiltonのfast food restaurantで食事をとった後、9:40ホテル前発のAirport BusでLAXへ戻りました。次の目的地は、downtownにあるHyatt Regency hotelでしたので、今度はdowntownへの交通手段を探しました。同じようにGrand transportationにあるpanelでhyatt regency hotelを探しましたが見つからないので、ホテルに電話して行き方を聞くと、タクシーかSuper shuttleを使いなさいと言うので、安そうなSuper shuttleを使うことに。乗り場をLAXのカウンタの人に聞いて、baggage claimを出たすぐ外にある、バス乗り場のところに立っている青い服を着たsuper shuttleのお姉さんのところへ。このSuper shuttleは各ターミナルに乗り場があり、Super shuttleと書かれた青色の小さなバン(7人乗合)がひっきりなしに走っているのですぐに分かると思います。お姉さんにDowntownのhyatt Regency hotelに行きたい、というと、すぐ無線でバンをチャーターしてくれました。ほどなくdowntown行きのバンが来て、それに乗りました。このバンはもう一ケ所停まって2人お客さんを乗せて、いざdowntownへ。前の日は気が付かなかったのですが、L.A.の運転は恐い! みんなめちゃくちゃな運転をしています。物凄く混んでいるので、どんどん頭を突っ込まないと入れてもらえないので、かなりみんなアグレッシブです。このバンの運転手も1度ぶつかりそうになり、Jesus!とかいいながら運転していたので恐かったです。ま、ともかく無事にホテルまで連れてきてもらいました($13.00/person)。Hyattではすぐにcheck-inでき、また、ここで推薦してもらったVIP tour(すみません、HPみつかりませんでした)に申し込んで、L.A.のbus tourに行くことにしました。4.5 hourであちこち回って$45とちょっと高いですが、自分で運転しなくていいので楽ですね。2:10にホテルに迎えに来てもらい、VIP tourのターミナルへまず行って、お金払いました。父はサンタモニカの海岸に行きたいと前から言っていたので、そこへ行くバスツアーを選んだわけですが、このバスツアーはまず空港近くにあるターミナルを出発し、サンタモニカのフィッシャーマンズワーフ、ベニス海岸、などにまず連れていってくれました。観光案内は運転手のおじさんが運転しながらマイクをとおしてやってくれます。ワーフで15分、海岸で30分の自由時間があり、父と二人で海まで歩きました。ラボのみんなは汚いよと言っていましたが、思った以上にきれいで、TV seriesの"Baywatch"をイメージさせる素敵な海岸でした。父も満足したようだったのでとりあえずほっとしました。その後バスはビバリーヒルズの有名人の豪邸を回り、ハリウッドへ行って、有名なChinese theatreで30 minの自由時間。ここまでかなりの渋滞があったので、1時間少しかかりました。そのあと、有名な丘の上に立つHollywoodの看板を眺めた後、downtownまで戻ってきてくれました。4.5 hourのツアーで、やや物足りなさもありましたが、父がとりあえず満足してくれたのでよしとしました。その晩は最後と言うこともあり、ホテルのレストランで少しだけぜいたくしました。

7月20日
 父のアメリカ滞在最終日。朝早くに起き、ホテルのビュッフェで朝ごはん。驚いたことに、Hyattでは日本食の朝ごはんがビュッフェに用意してありました。僕は嬉しかったので、味噌汁にしゃけの朝ごはんにしました。その後、downtownの周りを散歩。Little Tokyoまで歩いてそんなにかからなそうだったので、二人で歩いていきました。Little Tokyoは前にも来たことがありますが、今回は朝早かったこともあり、お店は数件だけ開いていました。いろいろ写真をとった後、歩いてホテルに戻ってcheck-outし、今度はタクシーで空港へ。実はタクシーの方が、2人以上の場合は時間のことを考えると安いんです(LAX-downtown=$27.00)。ホテルからタクシーだとたったの20分程でinternational terminalに着いてしまいました。さっさとcheck-inを済ませ、搭乗券を手にした父と、しばらくコーヒーを片手に最後の話をしました。思えば、僕は駿台を終えて名大に行って一人暮らしを始めてからもう10年にもなり、父とこんなに一緒に過ごしたことはそれ以来初めてでした。家族のこと、仕事のこと、結婚のこと、たくさん今回の訪問で話しました。やはり家族は僕にとって大切だなと痛感しました。この秋に、2年ぶりに学会のために一時帰国する予定ですが、今からその時がとても楽しみになってきました。アメリカにやっと慣れて、こちらの生活をそれなりに楽しめるようになって、論文もやっと送って、というところでの今回の父の訪問は、自分が日本人であること、そして両親や弟の大きな存在を改めて確認する良い機会になりました。

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