年末年始


 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。Utahはオリンピックを控えてだんだん慌ただしくなってきました。大学のスタジアムも開会式用に準備がすすめられ、学生寮になっていたオリンピック村も学生が退去し選手村になるべく整備がすすめられています。日本ではあまりオリンピックのことは話題にならず、ワールドカップのことで持ち切りのようですが、こちらは逆で、サッカーの話題はほとんどありません。僕は3つの試合を見に行くことにしていて、そのチケットが先日手許に届きました。いよいよと言う感じです。
 さて、今回は年末と年始の様子を簡単に書いておきます。今年は昨年のような大きなイベントもなく、静かな年末年始でした。

英語教室のクリスマスパーティ
 今年の英語教室のクリスマスパーティは、12月14日金曜日に先生のValerieの家で行われました。僕と他数名のクラスメートで企画と準備をして、なかなか楽しく過ごすことが出来ました。今年は特にfoodがすばらしく、みんなが準備してきたdishesがとてもおいしかったです。食事を楽しみ、僕やYurimが準備したゲームで盛り上がった後、プレゼントの交換とクリスマスソングを歌ったりして、暮れ行く2001年を惜しみました。終わった後、外は大雪ですっかり道路も真っ白。帰りの運転が恐かったです。

クリスマス前後
 クリスマスが来る前に、長い間世話になっていたラボの同僚のTimが、ポスドク先のMilwaukeeへ引っ越していきました。彼とは本当にたくさんの思い出があり、それはこのwebを御覧の方にもお分かりいただけると思います。彼無しには、Utahでの生活は考えられませんでした。来てすぐのころは、なかなか話ができなかったのですが、二週間くらいしてから、彼の方から話し掛けてくれて、だんだんに打ち解けてきたことが懐かしく思い出されます。体の大きなTimですが、人一倍優しくて、凹んでいる時の僕をどれだけ助けてくれたことか、本当に感謝しています。彼が引っ越す前に、彼の家に僕の作ったシチューを持っていき、お腹の大きくなった奥さんのSarahと3人でこの3年を振り返りました。彼がいなくなるのは信じられなかったですね。彼の引っ越しをラボのundergraduateのLaithと二日程手伝いに行き、彼のものすごい数の荷物を、大きなトラックに詰め込んで、Timは去っていきました。

 クリスマス前には、すべてのクラスが終了し、大学もすっかりがらんとなります。僕の友人達も帰省や帰国でほとんどが街を去り、今年はとくに何もしないでいようかと思っていたところ、有り難いことにお誘いをいただくことができて、楽しく過ごすことが出来ました。結局僕は22日までラボで実験をし、23,24,25,30,31,1を休みにしました。23日には初めて一人でAltaへスキーをしに生きました。一人で行くと、リフトでいろんな人と話ができるメリットがありますが、やっぱり寂しいもんですね。この日は快晴で本当にきれいな青空の元、plentyな雪を楽しむことが出来ました。その日の午後は、新しくできた路面電車のTRAXに乗り、これまた新しくできたモール(GATEWAY)にあるMEGAPLEXという新しい映画館に、「Ocean's 11」を見に行きました。George ClooneyやBrad Pitt, Matt Damon、Julia Robertsが出てくる、「Traffic」の監督Steven Soderberghの作品で、ラスベガスの大きなカジノの金庫破りの話で、とても爽快な映画でした。まあ少々説明不足なところもありますが、とても楽しめる映画で、気持ちよく映画館を後にすることが出来ました。

 24日には、Lindseyの家族に呼ばれて、彼のfamilyのクリスマスパーティに行ってきました。Lindseyの家族だけでなく、お父さん、お母さん、ご兄弟とその家族が集まって、総勢30人程の大きなパーティでした。みな素敵な人たちばかりで、子供達はプレゼントに大騒ぎ! 年に一度か二度、こうして家族みんなで揃う機会をつくるのだそうです。御両親が準備されたdinnerを食べ、いろんな家族の人たちと話しながら過ごしたイブの晩はとても楽しく気持ちの良いものでした。

 25日には、英語のクラスの友人に誘われて、彼女の友人の日本人の方のお宅で行われた鍋パーティに行ってきました。この方(Jさん)はもうかなりのお年なのですが、ユタで人生の半分以上を過ごされて来た方でした。この晩に集まったのは、Jさんのお友達の、SLCにある日本料理店で働いておられる御婦人方で、僕の母親の年令の方々に囲まれて、僕は緊張してしまいました(笑)。御婦人方は、アメリカにきて、アメリカの男性と結婚された方々なのだそうです。酸いも甘いもすべて経験された大先輩のお話は、僕にとって新鮮でかつ重みのあるものでした。

年末年始
 31日は今度Uでインターンを半年されることになっている東京の女性がうちのアパートにMontanaから引っ越してくることになったので、彼女の引っ越しのお手伝いと買い物におつきあいした後、Jさんのお宅に紅白を見に行きました。この日は僕より1歳年上のSさんと英語のクラスメートのKさん、そしてKさんと同じアパートにすむ日本人の御家族の方が来ていて、紅白を見ながら古い話で盛り上がりました。NYも東京もSLCも何ごともなく新年を迎えることができて、本当に安堵しました。

 1日はGATEWAYのMEGAPLEXにトム・クルーズの「Vanilla sky」を見に行き、2日から従来通りラボで実験を始めました。2日の夜には、webで知りあったKさん(Uを目指している)から無事にSLCに到着したとの電話をいただいて、いよいよ新年度も始まることを実感しました。

 5日には、Momoたちとcross country skiをしに、Park Cityの近くにあるコースまで行きました。この時知りあった、チェコから来ているJanが、実は僕の知り合いの友人であることが後でわかり、small worldを感じたりして、なんだか不思議な感じがしました。11日には、Uの女子体操の開幕戦をRさんと見に行き、憧れのTheresa Kulikowskiさんにサインしてもらった上に、会話することに成功して大感激! その、サイン入りポスターは我が家のリビングに飾ってあります。そして昨日12日には、Life Science Buildingの3階にあるShaw labに新しくpost-docとしてjoinされた日本人の御夫婦と初めてお会いしました。去っていく人があれば、新しく来る人ありで、これからの生活が楽しみです。

今年のresolution
 思ったことを、ゆっくりでいいから英語で的確に表現できるようになること。
 Timが去ったラボを、scientificにも、雰囲気的にもしっかり支えられるように努力すること。
 自信が持てるまで自分をできるだけ追い込むこと。

みなさんも今年一年頑張りましょう。

留学生活報告のページへ戻る

メインページへ戻る