今年のTax return


 こんにちは、小嶋です。Utahは雪が降りました。寒いです。でも水不足を考えればもっと降ってほしいところです。さて、今回はTax returnについて今年の手続きをまとめてみます。

H-1B statusでのreturn
 私は2002年4月16日からH-1B VISA holderとなりました。そのため、tax year 2002では、4月15日までとそれ以降ではtax statusが異なることになります。手許にはW-2 formがあり、4月16日以降に大学からもらった収入からはきちんとfederalとstate taxが差し引かれていることが記載されています。そのため、最初は単純に1040EZで処理すればいいと思っていましたが、疑問がいくつか湧きました。

1)2002年の最初の3ヶ月はどう扱えばいいのか?
2)H-1B VISAに変われば、再びUS-JAPANのtax treatyの適用が可能になり、再び2年間税金が免除になるのではないか?

そのため、昨年と同じくIRSに電話して聞いてみることにしました。その結果分かったことは、

1’)2002年の最初の3ヶ月はnonresident alienとして扱い、昨年と同じでその期間は1040NR-EZで報告をしなければならない。
2’)Pub901, page 15のProfessors, Teachers, and researchersのJAPANの項を見れば、USに到着したその日(date of arrival)から2年間はtreatyにより免除になるとあるが、私の場合、date of arrivalは4/19/99であり、H-1B VISA holderとしてのUSでの最初の日4/16/02はdate of arrivalにはならないので、tax exemptにはならない。

ということで、federalの方は、1040EZと1040NR-EZの両方を提出、state taxの方はTC-40でfileしました。どちらも意外とお金が戻ってくるのでびっくりです。formの書き方は思ったよりも簡単で、instructionを見ればすぐ、すんなりと書き込むことができました。難解ではなかろうか、大丈夫だろうか、と心配でしたが、肩透かしを食らった感じです。今回学んだことは、IRSとのやりとりのproとconですね。最初、昨年と同じように1-800-829-1040に電話しましたが、ここでは質問を最初受け付けるだけでその場で答えてくれず、2日ほど待たなければなりません。その一方、1-215-516-2000(6:00-14:00 EST)だとその場で答えてくれることがわかりました。ただしこの番号は東部時間で昼の2時までしか電話が繋がりませんし、toll freeではありませんから、電話代は覚悟しなければなりません。ただ、今年知り合ったStanfordの先生のお話では、こちらの番号の方が、海外に住む人たちを対象に相談を受けているので、treatyにも明るい人がいるらしいです。私の時は残念ながらそうではありませんで、45分とえらく時間がかかってしまいました。また、www.irs.govのhelpにある、TAX LAW QUESTIONSのコーナーにメールを送るという手もあります。こちらも2日程で意外とていねいに質問に答えてくれます。ただ、痒いところに手が届く、という意味では電話の方が手っ取り早くてお勧めです。

しかし、今回は少し恥ずかしい思いもしました。実はIRSのtoll freeで最初に相談をした時、メールで返事をもらったのですが、そこには、
"Your question was taken over the telephone and it was either highly abbreviated or somewhat unclear."と書かれていました。英語に自信を持ちつつあったのに、それは「音をたてて崩れはじめてる〜」(from 「君が、嘘を、ついた」by off course, 1984)・・・

まあこんなこともありましたが、今年はwebを通じて知り合ったStanfordのIさんにずいぶんとお世話になりました。本当に有り難うございました。

現在のアメリカ
 戦争が続いています。先週の報告後、ラジオを良く聞いていますが、リクエスト番組では、愛する人が戦場にいるという人たちから、兵士として戦う彼/彼女に届けとリクエストすることが多かったです。反戦のperformanceはあまり聞かなくなりました。テレビのトークショウのゲストも、反戦ではなく、戦う兵士をサポートする発言が多くなってきたように思います。なんとなくですが、反戦を言い出しにくい感じがします。私の友人の話では、まわりに戦場へ向かった家族を持つ人がいたりしますから、戦争の話題だけは絶対にしないようにしているそうです。私も、これでいいのかわかりませんが、できるだけ自分のことに集中し、戦争のことは考えないようにしています。しかし、いろいろなことを考える大事な機会でもあるので、帰宅してからは新聞などで頭を整理しているところです。

今回はここまでです。

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