支払方法 |
アメリカの人たちは余り現金を持ち歩かない、といわれますがその通りです。支払いは以下の4つに分けられるでしょう。
現金で支払うのは余り大きな金額でないときのようです。また、レストランなどへ行ったときのチップは現金で払いますね。僕の場合、20ドルぐらいまでなら現金で払っています。お昼ご飯やコンビニ、大学のBook centerなどでの買い物はたいてい現金で済ませています。
Checkで支払うのは、主にUtility(電気・ガス・電話などの公共料金)や家賃の支払いの時、そして高額になる買い物の時などです。ずっと観察していると結構こちらの人はどこに行ってもcheckで支払いを済ませています。大型スーパーでの買い物ではほとんどの人がcheckを使います。checkには皆さんなじみがないと思うので説明しましょう。
checkは2枚綴りになっているので、記入後その1枚目を店員さんに渡すと、キャッシャーに通して口座を確認し、OKのサインが出たらレシートをくれます。また、Utilityの支払いの場合は会社から請求書が来ますので、同封された封筒に請求書と金額を記入した小切手を入れて会社へ送り返します。請求書には既に会社の宛先が書いてあり、窓付きの封筒に入れるとちょうど住所が見えるようになっています。口座から自動で引き落としする事もできますが、面倒なのでしていません。郵送の場合毎回33cent払わないといけないのが癪ですが、それはまあよしとしています。
こうしてcheckで支払いを済ませたら、記録ノートにその金額を記入していきます。こちらの銀行では日本のいわゆる預金通帳がなく、ATMマシンで通帳記入して預金残高のログを確認することが出来ません。そのため、通帳記入の代わりに、支払いを済ませるたびに記録ノートに金額を書き込んでいくのです。みんながcheckを使うのはこのせいかもしれません。ただ、銀行から全く預金残高に関して通知がないかというとそうではなく、僕の預けている銀行の場合、毎月1日に入金・支出のログの一覧表が送られてきます。それを見れば、いつ・どこで・いくら・どのような方法で支払われたかがわかるようになっています。最後にcheckの問題点を一つ。checkはLocalでしか使えないことが多いようです。従って、僕の場合Utahではcheckで支払えますが、それ以外のところではカードで払わねばならないようです。まだその辺はよくわかりません。
クレジットカードでの支払いも一般的です。ほとんどのお店でVISAかMaster cardが使えます。僕も最初は日本で作成したVISAカードを使っていました。ただ、日本で作ったカードはあくまで日本の口座から引き落とされることになりますので、使い続けるためには日本の口座に入金しなければなりません。なお、VISAカードの場合、「海外生活ヘルプデスク」という制度があり、海外の住所にカードの使用記録を送ってくれるシステムがあり、僕も入会しています。
さて、ではアメリカで作ったドル立ての口座から引き落とすクレジットカードの作成についてですが、留学生の場合住んで間もないため信用が無く、クレジットカードを作るのは困難らしいです。そこで活躍するのが次に述べるdebit cardです。
debit cardとは、銀行口座のキャッシュカードにMaster cardやVISA cardの機能が付いた物で、クレジットカードと同じようにレジでこのカードを使って支払いが出来ます。僕の場合、アメリカで開いた銀行口座のキャッシュカードにMaster cardのマークが付いていて、このカードを使ってアメリカのドル立て口座から引き落とすことができるようになっていました。クレジットカードとの違いは、その場で口座から引き落とされることのようです(リボルビングは出来ない)。最近ではcheck bookを持ち歩くのが面倒なので、もっぱらこのカードで支払っています。
ところで、ポスドクの給料はUtah大の場合2週間ごとにcheckの形で支払われます。それを銀行に持っていって口座に入金するのです。また、ATMマシンはたいてい24時間使えて、20ドル単位で引き落とせるようになっています。
というわけで、今週は支払方法についての話でした。ではまた来週。