不安との戦い |
こちらへ来て4ヶ月が経ちました。18日には29歳になり、30の大台に一歩近づきました。しっかりしないといけない世代に入ってきたのだなと痛感します。そういう年になったというのに、先週の土、日、月あたりは精神的に少々弱っていました。日曜日は何もする気が起こらず、でも家にいるとますます腐ってしまうので、downtownまででかけて本屋やモールに入ったり、temple squareのベンチでぼーっとしたり。気持ちが暗くさせている原因はいろいろあるのですが、やはり自分の力の無さ、が一番大きなものです。機械がこわれたときに感じた「自分では何もできない」事に対するいらだち、英語がいつまでたっても良くならない事に対するいらだち、実験が思うように進まないことに対する焦り、自分のポスドクとしてのレベルについての焦り、など、自分で解決しなければならないことばかりです。何からどうやって解決すればいいのか、頭の中がごちゃごちゃでそれすらしっかり考えることができない。考えようとすると気持ちが重くなってしまい、何もやりたくなくなってしまう。で、そう言う自分が情けなくてまたダークになる、という悪循環になってしまうのです。こんな時は妙に日本が懐かしくなってしまったりします。昔のことばかり考えてしまったりするわけです。
それでもラボに行って実験をしていくうちに、だんだんと気持ちは解きほぐされていきました。機械もいつの間にか直っており、実験が進められるようになったことも大きかったです。そして思ったことは、置かれた状況で自分の最大の力を出せるようにすればいいのではないか、ということでした。いつだったか、留学するということは孤独との戦いだ、ということを聞いたことがありました。今その通りだなと痛感しています。僕の甘いところをなんとか克服していきたいと思った一週間でした。 今週はここまでです。