Thanksgiving Day


みなさんこんにちは。Utahは先週日曜日にどっと雪が降りました。週のはじめは重装備でラボへ向かいました。ずいぶん寒くて氷点下の毎日。これがUtahの典型的な冬なのだそうです。さて、今週はThanksgiving Dayについてお話ししましょう。

Thanksgiving Dayというのは毎年11月の最終木曜日のことで、無事に生活できることを神に感謝する日という事だそうです。聞いた話では、大統領リンカーンがThanksgiving Dayを国民の休日に決めたそうです。Thanksgivingを含む週末は日本のお盆みたいな感じで、学生さんたちは帰省するようです。大学は水曜日から講義がおやすみでずいぶん静かな週末でした。年中無休のお店も、Thanksgiving dayだけはお休みでした。Subway, Kinko's copy などが閉まっており、街には車もほとんど走っておらず、本当にひっそりした感じです。当然の事ながらラボには誰も来ていませんでした(僕は午後居ただけですけどね)。

この日、僕は知り合いに誘われてダウンタウン近くの教会へ行きました。朝10時半にセレモニーが始まり、賛美歌を歌ったり牧師さんの話を聞いたあと、ボランティアのひとたちが出してくれたごちそうをいただきました。Thanksgiving Dayといえば、お決まりなのがturkeyです。七面鳥を、内蔵などを抜いたあとに色んなものを詰めて丸ごと焼くのです。それをのこぎりのようなもので切り、食べられる大きさにして並べられているわけです。クランベリーの甘煮もお決まりのようです。なぜturkeyか、なぜクランベリーなのか、アメリカ人に聞いてみると、turkeyはかつてアメリカで簡単に捕まえることが出来たそうで、昔から良く料理に使われていたそうです。クランベリーもこの時期に収穫される果物だそうで、要するに「この時期に食べられる季節のごちそう」ということのようです。とてもおいしくいただきました。おもしろいのは、thanksgivingでlunchまたはdinnerに呼ばれたら、かならずおかわりに行かなければならないそうです(それが礼儀)。たくさん食べて、話して、今の豊かな暮らしが出来ることに感謝するのでしょうね。

教会には色んな国の人が来ていたので、他の国にも同じ行事があるのかどうか聞いてみましたが、どこの国にもないとのことで、どうやらthanksgivingはアメリカだけのようですね。日本にも勤労感謝の日がすぐ近くにありますが、thanksgivingの影響なのでしょうか???

Thanksgivingが終わると、街は一気にクリスマスへと向かっていくようです。ラジオでもクリスマスソング(「もろびとこぞりて」とか「サンタが街にやってきた」など)が良くかかるようになりました。スーパーにはクリスマス用品が並びはじめました。アメリカではクリスマスは本当に大きな行事みたいです。僕も楽しみです!!

それでは、また。

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