感想の前に鈴木さんの一言
「約一分遅れてすみませんでした!」
湯浅さん:nature Vol.247 No.7229,7231
C型肝炎ウイルスの感染に、ホストのOccludinが関与することが確認された。
これにより、モデル生物でより詳細な解析ができるようになるんじゃね?っていう話。
他にはL型菌(細胞壁欠損の変異体ってことで良いのかな?)の細胞分裂にはFtsZは関与しないよって話。
突出分裂なるもの何なのか、気になって眠れない日が続きそうです。
怪しい日本語訳に含まれる罠に気をつけてください!
とにもかくにも、最後の速報お疲れ様でした。
誠司さん:PNAS 105 (35,37,38,50,51,52)
PNASの消化不良を起こしてるM1の僕としては心苦しいのですが、年度末の一斉消化ということですごいボリュームでした。
いろいろ面白い話があったのですが、やはり気になったのは膜タンパクの大量発現に関して。
BL21(DE3)にT7RNAPの発現量を控えめにする変異が入ると、膜タンパクがうまく発現するようになったらしく商品化を考えているらしい。
pLys入れれば良いんじゃ?とか思っちゃいけないですよね、わかります。
檜作さん:EMBO.J Vol.27(16),Vol28(3)
RodZの話が盛り上がってましたが、ここでは華麗にスキッドしてプラスミドの分配に関しての話。
プラスミドの分配にはParMCRが関与する。このうち、アクチン様のフィラメントを作るParMの両端にparCDNAとParRが結合しますっていう話。
「両端」に付くことを確認できたことが新しい。
「片端」に付いたParMフィラメントが逆向きに2本ペアになって働くというモデルを否定する鍵となりうるか?
さて、年度内の速報が今回で終了ということで、みなさん一年間お疲れ様でした。