5月31日(By MH)


伊東:CONSTANSというタンパク質による長日・短日植物の花芽形成について説明されたが、どこが新しい知見で何が面白いのかがよく分からなかった。

楠本:いつもはべん毛の病原性は動物に関してであるが、今回は植物に対するフラジェリンの侵入因子としての話題である。植物はフラジェリンを認識して、防御しているらしい。
植物分野でも、べん毛研究がもっと盛んになるといいなと思った。

福岡:TypeIVピリの収縮について、PilCというタンパク質がこれまで考えられているシャペロンとして機能するのではなく、ピリを補強して、解離を抑制しているらしい。
本当にこんな機構で運動するのかと思うような、ピリによる運動機構が、明らかになりつつあって面白い。

古田:動物のErbBレセプターをE. coliで発現させて、そのタイマー化とシグナル伝達を調べているが、まだ、こんな方法が通用するのかと思った。

滝口(陽):EmrEの構造も決まったのですね。コンフォーメーションヘテロダイマーが2つ結合したテトラマーが単位として結晶化されているという。
これで、プロトンと薬剤の輸送における共役モデルを提案しているが、どのくらい信憑性があるのだろうか?


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