6月21日(By AH)


瀧口金吾さん
本日一番印象に残ったのは、腸内細菌に対する抗体の作製方法(腸内抗原の認識方 法)。少し前、コレラ患者の血清に関する論文があったのですが、コレラ菌は腸粘膜 までしか侵入しないので、腸に何かの弾みでできた傷から侵入した菌の抗原が認識さ れているのかなぁ、と思っていました。疑問氷解。
ちなみに分泌型IgAは、体内で分 泌されたものを腸上皮細胞が取り込み、修飾しながら細胞の腸側へ輸送し、エクソサ イトーシスで腸に放出するそうです。

福岡君
ハエの胚形成の表皮組織?が伸長するときに、ミオシンが関与しているという話。 カエルでも卵割が終わった後に予定表皮が伸びるけれども、そのときもミオシンが関 与しているのかなぁ?

坂野さん
膜タンパク質や細胞質タンパク質のフォールディング過程の話。ペプチド鎖の合成が 始まったら、いきなりSRPが結合する何となく思っていたけれど、違ったんですね。

伊東君
UPECの感染(そもそも細胞内感染することを知らなかった)にはコレステロール (というかラフト)が重要で、リステリアには重要ではないとか。
昔々、私は細胞内 共生細菌の感染過程を眺めていたので、個人的には興味を持ちました。


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