今年度のトップバッターは誠司さんのNatureでした。
tRNAのアミノアシル化の間違いを編集する作用が、アラニルtRNA合成酵素のcore editing siteにあり、アミノアシル化のターゲットになるG:U塩基対をそれとは独立にこのドメインが認識するそうです。僕はこの辺の分野に疎いので、誰かコロキウムでやってください。
檜作君はscienceでした。
β7インテグリンで標識したリポソームにsiRNAを入れ込んで、静注して病気を治療する話でした。炎症部位に集まった白血球をインテグリンが認識し、
患部に直接届くようになりました。メカニズムはよくわかりませんが、実際に炎症が抑制されていました。それはともかく、クリントンの説明を完全にすっ飛ばしていました。
北島さんはcellでした。
山中先生のiPS細胞の話がメインでした。ついに人の体細胞から多分化能を持つ幹細胞を作ることに成功しました。今や時の人である山中先生ですが、
ノーベル賞を取れるでしょうか?医学生理学で取れれば利根川先生以来二人目ですね。ともかく日本としては早く特許取るなりして権利関係をちゃんとしとかないと
また欧米に出し抜かれますよね。