1月24日(By JY)

JBC, Vol. 279 (32) (52). 滝口陽さん
54881: Staphylococcus epidermidisのEPS修飾(?)の感染性に関する話。
同菌のEPSの一部に組込まれるとされるpoly-N-acetylglucosamineはdeacethylation されることで病原性を発揮するということはわかっていたが、今回その担い手がIcaBであることが判明したという事だ。

PNAS, Vol. 101 (50). 寺島さん
17559: ミツバチの働き蜂がどのように群れの中での役割をswitchするかという話。
何らかのpheromoneが関与しているという事はわかっていたらしいが、今回foragersの取ってくる餌に含まれるオレイン酸エチルがそれらしいという事。
Pheromoneというから個々のミツバチがコミュニケーションを取っているのかと思ったら、そうではなく、Pheromoneの濃度によって勝手に社会全体が変化するようだ。まるで細菌みたいだ。

Nature, Vol. 432 (7020). 檜作さん
1050: 安く人工DNA fragmentを作ってやろう、という話。
短く作ってPCRしてアダプター切ってテストして繋ぐ、という事らしいが従来より面倒くさそうな手順を踏んでおいて安くなるというのはどうしてなのか私にはよくわからなかった。
やっぱりPCRがミソなのかな。

Science, Vol. 306 (5702) (5703), Vol. 307 (5706). 伊藤さん
1930, 1934: またまたマラリアの話。原虫が赤血球内vacuoleで生き延びるのに必要な分泌タンパクを同定したとかなんとか。
また、日本人はアメリカ人より科学応用力は高く、カラスの認知力はサル並み、クモは私たちより賢く食事する、という事らしい。

Cell, Vol.119 (6). 小嶋さん
753: Autophagyと結核菌の話があった。
結核菌はautophagyされないから生き残れるという認識だったが、この論文ではautophagyが結核菌に対する抵抗力となるとある。あれれ

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