2005年 6月 6日
小嶋さん nature vol434(7037)1152 SJ Royle et al.
クラスリンの話。有糸分裂中のクラスリンは紡錘体上に濃縮されている。
このとき重要なのはクラスリンの独特の形であるらしい。
クラスリンが小胞輸送だけでなく、染色体分配に関係しているというのは知らなかったので新しいと思った。
檜作君 science vol307(5714)1181 AG Marieke et al.
βカテニンの話。βカテニンがインスリンや酸化シグナル経路のFOXOのON/OFFに効いている。
βカテニンはWntシグナルやカドヘリンの接着にも効いていて、ガンや発生、分化との関係性において、
とてもホットな物質である。
この報告も、ガンや発生の諸問題に対して新たな展開をひらかせるものになると思う。
田島さん cell vol120(5)675 ZC Lai et al.
Matsというタンパク質の話。アポトーシスを誘導しDrosophilaの眼の細胞数制御に働く。
人やマウスの発生にも効いているらしい。
自粛された図を見てみたが、かなりグロかった。食事前に見てよかった。
伊藤さん PNAS vol102(18)6350 B Nyfeler et al.
YFPフラグメントをタンパク質に融合し、タンパク質が相互作用するくらいの距離だと
YFPが再構成されて、光る話。
膜タンパク質でも使えそうなところが興味ひかれるところ。
方法が確立されれば、いろいろ使えそうだし使ってみたくなる。
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