2005年10月31日
楠本さん Nature Vol.436 No.7053 & 7054
Vol.436 No.7053 922 & 1048
頻繁に分裂しなければならない表皮細胞でのテロメラーゼ
テロメアーゼの一種、TERTはガン細胞などでの活性化が見られるが,詳しい役割がわかっていない。TERTのinduceにより毛のう細胞の分裂が活性化されるらしい。それがテロメアの鋳型となるRNA部によらないことも報告していた。
TERT活性化物質入り育毛剤の発売間近、ただし副作用として皮膚ガンに注意?
入枝君 Science Vol.309 No.5744 & Vol.310 No.5746
Vol.310 No.5746 287
ネットや新聞でも取り上げられていた「ハテナ」の話。
餌として取り込んだ微生物を骨抜き(細胞骨格、べん毛などがなくなる)にし,巨大化させて二次共生のようにするらしい。分裂後の娘細胞は片方がそれを引き継ぎ、もう片方は次の餌を探しに泳ぎます。
数千万年後には完全に植物になるそうな。細胞共生説がリアルタイムで起きています。
瀧口金吾さん PNAS Vol.102 No.30 & 31
Vol.102 No.30 10522
ハエのparamyosinの話
ハエのparamyosinにあるリン酸化部位のセリン残基をアラニン置換するとハエが飛べなくなるらしい。この変異paramyosinは脆くなっているので、リン酸化はthick filamentの強化に関わっているらしい。
構造強化から情報伝達まで、リン酸はあなたの生活を広く支えます。
百武さん Cell Vol.122 No.2 & 6
Vol.122 No.6 849
コヒーシンとDNAの話
コヒーシンのサブユニットが会合してできたサークル構造の中を、DNAの糸が通る形で結合しているらしい。DNAとコヒーシン、片方を切断するともう一方は完全な状態のまま取れてきた。
コヒーシンはDNAを捕らえる手錠の様なものなのですね。
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