2008年 5月20日

080520 感想 鈴木大介

みなさん、おはようございます。
本日はリアルタイム感想にチャレンジしてみたいと思います。

Science Vol. 319, No. 5869とVol. 320, No. 5877 発表者は伊藤さん
ビデオを見れば理解できてしまって、話す必要がないそうですがどうなのでしょうか。
10:04 5877-p789
今Movie中。MinDE + ATP → 波模様が見られる=chemicalなサイクル。
脂質膜の上をMinDが動く、MinEが結合すると離れる・・・のサイクル、なので、MinEの濃度によって回転が速くなる。濃度が低いとランダムパターンで波にならない。

10:13 5877-p792
FtsZの話。MinDEとからんで、細胞分裂のリングの位置が決まる。
FtsZ自身では膜にlocalizeできない(FtsAとの結合が必要)。
FtsZを膜に結合できるようにして(やり方は略)可視化。
よくわからないが、最初はリポソームのふちにあるが、そのうちリポソームの中に入る?リングが集まってきて、ある時点で膜がへこむ(膜のテンションの関係で、少しくびれる程度で、くびり切るとこまで行かず、はじけてしまう)。
※現象としては面白いけど、いまいちなんなのかよくわかんないな。

10:24 5877-p803
久原さんの論文がのってます。
※木全君(鈴木・小池の同級生)!上手いことやったな(出るまでに10年かかった論文のサードに名前をねじ込んだ的な意味で)。

10:28 5864-p810
これも顕微鏡の話です。三次元の空間分解能はすごいが、時間分解能は微妙らしい。クラスリン(だったかな、聞きそびれた)の籠状の構造が見える。

10:33 5864-p810
歩く話。歩くときの運動で充電。どのタイミングでジェネレーターを動かすかによって、体に負担をかけずに充電できる。

10:35 おしまい

PNAS Vol. 105, No. 9 発表者は大野さん。速報デビューです。
10:38 3557、3563、3569(Commentariesの3177)
3種の猿のantiviralな話。それぞれ、Trim5CypA2、Trim5a、Trim5CypA1が発見された。
HIVなど様々なウイルスに感染させて実験→どれくらい守られるか。

10:56 猿の話長いな・・・、FIVってどんなウイルスだ?
結果は長くなるのでレジメ見て。猿の進化との関係もあるらしい。

11:00 3345 大野さん頑張って。
内皮細胞はズレの力でカルシウム濃度が上昇することが解っているので、なんか、TRPチャネルの発現を見てみました(大野さん談)。アクアポリンがregulateされる。
※質問に結構的確に答えられているので、しっかり論文を読みこんでいると思うのですが、しゃべりで損してる気がする。いちいち論文を見ていては時間がかかるので、話す内容をノートに箇条書きにしておくだけで、だいぶテキパキ説明できると思います。

11:15 3404表紙を飾った論文です。
花と蛾、においと紙でつくった造花。蛾にも学習がある。

11:19 おしまい
※ごめんなさい、この号のchemotaxisの論文は、私が大野さんに、「これシミュレーションだし別にいいんじゃない?」といいました。

EMBO J. Vol. 27, No. 2 & 9 檜作さん
11:20 No. 2 447
IpaC(打ち出されるもの)、TypeIII、Shigella。極局在と拡散とその中間。
IpaC-GFPは大きすぎてニードルの中に詰まる(アンフォールドされない)。
ニードルで極局在と機能を言ってる論文はあまり見ないな・・・

11:36 No. 9 1299
アナベナ(シアノバクテリア)は単細胞だが、Nitrogenが枯渇すると数珠つなぎになるので、Cell間のシグナル伝達も重要。で、調べた。

11:43 上2つがメインなので、あとはサラサラとやります宣言。
458→talinのC端の構造

11:51 おしまい

今回は時間がいつもにまして時間がヤバいことになってしまいました。毎回思うのですが、私がいない間にいったい何があったのでしょうか?いつの間にか30分以上しゃべるのがデフォルトになってるじゃあないですか!確か20分程度ですよね、「程度」はプラマイ10%って聞いたことがあるんですが・・・。このままのペースで長くなれば来年には一人40分を超えるんじゃあないかと心配です。
みなさん、私が感想書くと言いつつ論文書いてると思っていたようですが、本当に感想書いていましたよ。

おしまい

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