2009年 5月25日

本間さんが急遽会議に出席しなくてはならず2人での速報になりました。
おかげで感想を書く私にはラクチンで済みます。 (実は誠司さんにいわれるまで自分が当番であることを忘れていてとても慌てました)

Nature (北島さん)
Vol. 458, No. 7241, p. 1025
外側がRhodopsin、内側がアドレナリン受容体のキメラ蛋白を作成してネズミの脳内で発現させ、光ファイバーでつないだネズミの行動を制御する話。
ネズミの姿はまるで「エヴァ」、話の内容はまるで「時計仕掛けのオレンジ」(また映画ネタ)。 将来、薬物や性犯罪の常習犯の頭に「装置」が取り付けられる、そんな時代がくるのでしょうか?!
Vol. 457, No. 7231, p. 882
OccludinがC型肝炎ウイルス感染のための橋頭堡になっていることを明らかにした研究。2回目だからというのではなく、純粋に今回その仕事の内容がよくわかりました。

PNAS(鈴木君)
Vol. 106, No. 12, p. 4713
昔第三の院生だった頃、神谷さん(現東大)からクラミドモナスの鞭毛の消失や新たに生えてくる現象について良く聞かせてもらっていましたが、その機構は全然分かっていませんでした。
今回その重要因子として微小管脱重合促進因子として機能するキネシン(これ自体はもう珍しくありませんが)が同定されたとのこと。あ〜やっと分かったんだと懐かしく思いながら聴いていました。 しかし鈴木君!「改造」はいけませんよ「改造」は!

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