2007年 5月22日

Nature;北島さん
1918年スペイン風邪のインフルエンザウィルスのサルへの感染実験…1918年のインフルエンザはやはり強力だった。P4で感染実験しただけでNatureに載る立場はうらやましいが、使っている材料が材料だし、こんな研究はしたくないのでうらやましくない。
TIR1ユビキチンライゲースのオーキシン受容機構…オーキシンが接着剤のようにライゲースと基質の間に入り相互作用をする。アロステリックではなくて、6員環が間でスキマを埋めることで基質と酵素をつなげている。

Sciense;小原さん
臭いで寿命が縮む…カロリー制限すると寿命が延びるが、食べ物の臭いをかぐと台無しに?オスよりメスのほうが影響が大きい。我慢しているほうが精神衛生上影響が大きい気がする。食べずに長生きするか、食べて早死にするか、それが問題だ。

EMBO;伊藤さん チラコイド膜の電顕トモグラフィーによる三次元再構成…チラコイド膜は穴や分岐、入り組みなど複雑な層状構造を作り、サイトゾルの流動性を作っている。次は、この複雑な膜構造がどのように構成されるのか、ダイナミクスを明らかにしてほしい。
共焦点を使った紡錘体の方向性の観察…インテグリン、ミオシン]、アクチン、EB1依存的に接着基盤に対して平行に近い角度で紡錘体が形成された。分裂の方向性というのは正しい組織器官形成に必須であり、これからもっと詳しいことがわかるようになるだろう。ところで、前回の僕の発表ではT細胞の抗原提示依存的な非対称分裂がT細胞の分化に必須だという話をしましたが、皆さん覚えていましたか?


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