2007年 6月19日

瀧口 金吾さん
Nature
細胞分裂のanaphaseにおいて、APCを制御しているMad-cdc20をユビキチン化して、Mad-cdc20を分解させるという negative feedbackといった、かなり複雑な系を持つらしい。初めて聞く系で、説明を受けてまさに複雑な機構だなという印象を受けました。
最後の話で、フランスでは科学の研究費用等にかける予算がサルコジ大統領の任期中では削減される可能性があるというような統計データがだされたお話。

檜作さん
Science
一番最初にされたお話は、マイクロアレイという手法よりもChIP seqという手法を使えば解析が早くすみ低コストで済むらしい。
次の話では、ReB2という物質は、ダイアに匹敵するほどの硬さを持つらしい。それで縦方向にかかる力に対し強い抵抗性を持つらしい。あとダイアに傷を付けるほど硬度を持っているそうだ。この手の分野は昔、学部の時代に少しだけ学んだので、おもしろかった。

小原さん
PNAS
インスリンが体内にたくさんあるとどのようなことが起こるかという話。インスリン抵抗症の人は、インスリンの代謝反応が悪く、膵臓内のランゲルハンス糖にあるβ細胞で過剰形成がおこるらしい。膵臓内にあるインスリンレセプターを潰したところ、β細胞の過剰形成が無くなるという事が分かったらしい。かなり研究されているみたいなので、近い将来インスリン抵抗症を解消するような薬も開発されるよう期待したいです。


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