2010年 5月31日

鈴木君 (Nature #7295, 7296):1,クモ糸タンパク質の話2報。N末とC末をそれぞれ解いて、体内で固まらず、体外で固まる謎に構造学的に迫る論文。凝集はpH依存的に起こるらしいがそれをsalt bridgeなどによって説明。構造からだけでは良くわかりませんね。生化学的あるいは生理学的なevidenceによるサポートはあるのでしょうか。
2,抗マラリア薬のリード化合物スクリーニングの話。新しい作用機序で効く物質を見つけたということだが、この段階で製薬会社が論文にするのはなぜでしょうか?その背景も考えると楽しくなる気がします。

高橋君 (PNAS vol.107#3, #4) :1,ナノスクリューを枯草菌が回す話。Cheマイナスだとどうなるのかな?とか、他のバクテリアだとどうなるのかな?など(論文に書いてあったのなら)簡単に説明してもらえると聞き手もワクワクします。
2,赤血球のイメージングの話。Ar可視レーザーと位相差顕微鏡により、ものの密度と高さを基にイメージングし、形を保つにはATPが必要という事らしい。アクチンに影響するためだろうか?

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