2010年12月6日

2010年12月6日 晴れ。
空気は冷たくなってきたが日差しには暖かさも残る。最後の感想にはいい日だ(映画のモノローグ風)。

Nature Vol.466 No.7304, 7305, 7306 入枝さん担当
325 & 329
単粒子解析でリボソーム中のtRNAの動きを可視化した。百聞は一見に如かずと言うように、やはり絵になると分かりやすいですね。

420, 443 & 451
糖尿病に効く薬。これまでその作用機構が分かっていなかったためか、太ったり骨粗鬆症になったりと副作用が多かった。今回、各受容体を介した仕組みが分かったので、より良い薬を作れることが期待される。薬も必要だが、まずは健康的な生活を心がけて、余分三兄弟を退治できたらいいですね。

Science Vol.330 No.6003, 6005 リナさん
505 & 509
どちらもA型インフルエンザのM2プロトンチャネルのsolid-state NMR構造の話。「M2タンパク質は、ウイルス外被中で酸によって活性化される四量体水素イオンチャネルを形成し、ウイルス複製にとって必須なものである。」だそうです。科学は日々進歩しているようですが、残念なことに科学者もインフルにやられます。季節の変わり目は体調に気をつけて、無事に卒論・修論を乗り切りましょう。

PNAS Vol.107 No.10, 11 寺内くん
4590
コレラと言われれば書かざるを得まい。ParA2がDNAをコートするように左巻きヘリックスのフィラメント構造をとっている。単離精製して電顕で見たことがとりあえず重要。

5160
カンピロバクターのべん毛構築。cj0256を欠失させるとべん毛が生えず運動能が低下。その理由として、cj0256がFlgGの修飾に関わるpEtN転移酵素であることを見出した。面白いネタだと思うので、今後に期待したい。

以上。

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