2008年 10月21日
湯浅君(Science, Vol.321 #5893)
iPS細胞を運動ニューロンに分化させることに成功し、ALSの発症メカニズムの解明に迫る話。iPSについての説明は、今までいろんな人の説明があったのでちょっと蛇足だったかな?(しかもYahooニュース程度の説明だったし・・・)機械刺激受容チャネル開閉の構造の話しは、どこが新しいのかよく分からなかったけれど、TMへリックスが傾き(回転)することで、確かに穴が広がっていました。次からは時間配分に気をつけよう。

檜作さん(PNAS, Vol.105(13, 14, 41))
メリチンと脂質との相互作用解析、形態変化、コレステロールの影響を研究しているグループは意外に多いのに驚きました。動画で見ると確かに伸びた後縮んでいますね。高橋君の研究を含めて、興味深いです。大腸菌の熱応答は回転方向のバイアスが至適生育温度37℃できれいに平衡状態になっていました。(これはきれいなんですが、今更って感じもしますねby鈴木)

須藤さん(EMBO, Vol.27 (17, 18))
鬼気迫ったレジュメでした。タンパク質の翻訳後修飾、SUMO化とプレニル化の話。DNA結合タンパク質PCNAがDNAによってSUMO化するそうです。タンパク質の機能を知る上ではやはりこういった修飾も軽視はできませんね。酵母の膜のベンディングの論文については、大野さん、きちんと起きて聞きましょう。




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