2011年1月31日

陽子さん Science Vol.329 No.5996,5997
p1197:バクテリアが細胞から剥がされないように、細胞内へ移動するためのシグナルを出すが、それに関わる因子を同定した論文。バクテリアも生きるために、あの手この手で感染しようとして健気です。
p1337:細胞分化の極性にセプチンが働いていることをつきとめた論文。セプチンの有無で、繊毛形成に関わる因子がどのように違いが出てくるのかが気になります。

寺内さん PNAS Vol.108 No.2,3
p592:CNGチャネルのCaイオン選択性に何が重要なのかを調べた論文。Caイオンのポケット周辺はネガティブにチャージされており、2価カチオンのCaイオンの方が、1価カチオンのKイオンやNaイオンよりも優先的にポケットにはまり、選択性が生まれるらしい。
p598:NaKチャネルのKイオン選択性に何が重要なのかを調べた論文。ポア内の選択ポケットの数が4つ以上になって初めて選択性を獲得するらしい。なぜ4つめから急に選択性が生まれるのか?5つ以上になったどうなるのか?気になります。

Li Naさん Cell Vol.144 No.1
p41:ユビキチンリガーゼによって、アンチサイレンシングファクターがヘテロクロマチン内に侵入することが妨げられるお話。ユビキチンリガーゼの一部であるDdb1やCdt2を潰したり、その基質であるSpd1を潰した時のクロマチンの様子をみている。
p67:アミロイドのような凝集をin vitroで再構成し、細胞の機能に悪影響を及ぼすことを示した?論文。凝集したものを分解するような方法をこれから考えるんですかね?

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