2011年2月21日

野々山: Nature 7324, 7331
相変わらず、構造の論文が多いようです。p543のビフィズス菌の産生する酢酸で腸管病原感染を予防できるという話で、黒酢を飲んでも効果があるのでしょうか?

入枝: Science 5998, 6002
p1534の話では、アルギニンのコドン使用の違いにより、翻訳速度の違いがうまれ、ユビキチン化の効率が異なることにより、アクチンの分解の効率が変化しすることで制御を受けているという。合成と分解をきちんとおっかけるのは難しいですね。

郷原: PNAS 107(52), 108(6)
あまり心に響くものがありませんでした。

須藤: EMBO 29(13), (15), (19)
p2515では、グルコースが培地中に沢山あると、細胞内のpHが上昇して、V-ATPaseの集合を促進して、それによりc-AMP合成が促進され、その結果PKA経路が活性化されるということです。イオンによる集合の制御は、私達のナトリウムイオン駆動モーターでも起こっているのでなかなか興味深い話です。しかし。pHの変化がどのように起こっているかが良くわからないようです。

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