大野さん
PNAS Vol.105 No.30
Helicobacter pyloli由来のMotB-cの結晶構造、及びMotB-cとNAM(N-acetylmuramic acid)とのcomplexの結晶構造を解いたという報告がありました。OmpA-like protein(特にPal)がPGと結合している思われる部分と、今回解かれたMotB-cのPGと結合していると思われる部分の構造が似ており、機能が異なるタンパクではあるがPG結合の様相は似ていると考えられるようです。自分の研究テーマに関連する論文で以前チェックしたのですが、小嶋先生のもとで解かれたサルモネラ由来のMotB-cの結晶構造を解いたという話と今回の論文とあわせて、今後のために役立て糧としたいなと改めて思いました。
陽子さん
Cell Vol.134 No.4
プリオンの感染に関するお話がありました。マウスの病原性タンパクPrP^sc を、ハムスターの正常なタンパクPrP^c に導入し、またその逆バージョンも行い、PMCAと呼ばれる実験系を用いて、感染効率を調べたという報告がありました。また異種間の感染より、同種間の感染の方が感染効率が高いそうだ。実験系がややこしく難しい印象を受けました。
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