2011年6月30日

須藤さん
Natureから6報の紹介でした。要点を抑えられて良かったと思いますが、やはりこの量を20分程で説明するとなると、話がどんどん展開していくので、聞いている身としてはついていくのに必死でした。
精子をin vitroで作り出す仕事は個人的に面白かったです。血清中のインヒビター? を除くことによって、抑えられていた精子形成が進むようになったとのことです。 発表中にもありましたが、どのようなメカニズムで精子形成が進むようになったかが分かれば、もっと応用がきくと思いました。また、PSIIの高分解能の結晶を得た話も、もともと得られていた結晶を回収し、それを溶かして再結晶化させることにより、高分解能の結晶を得られたということで、非常に面白いと思いました。

岸君
PNASから3報の紹介でした。割と一つ一つ丁寧に説明してくれていましたが、もう少し省略出来るところは省略していくと、20分に収まるのかなと思いました。でも、初めての割にはよく出来ていたと思います。
内容は、高重力下でも育つバクテリアの話、アンモニアを酸化する古細菌を土壌中から単離した話、酸化還元の話?の3つでした。
高重力下でも細菌が育つ話は、宇宙での細菌の存在を支持するらしいですが、宇宙好きとしてはロマンを感じました。また、アンモニアを酸化する古細菌を単離した話ですが、古細菌はタンパク質の合成系などが真正細菌とは異なるらしく、カナマイシンなどで他の真正細菌と分けたらしいです。

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