2011年11月14日

最近急に寒くなってきて、コタツから出るのが厳しくなってきましたね。朝辛いのはわかりますが、遅刻をなるべくしないように頑張りましょう。そんな感じで今日の発表者は、本間さんと竹川さんでした。

本間さん(Nature #7366, 7369, 7370)
#7369(p408)
人の腸のNa+依存性胆汁酸輸送体(ASBT)の細菌ホモログ(髄膜炎菌Neisseria meningitidis)の結晶構造のお話。結晶構造から、輸送のメカニズムについて考察していた。ASBTは高コレステロール血症薬の標的であり、今後の創薬への応用が期待される。

#7370(p515)
自然免疫系のお話。自然免疫系において、シグナル伝達アダプターであるSTINGが、c-di-GMPのセンサーとしても機能するという報告。アダプターとしてのシグナル伝達と、センサーとしてのシグナル伝達は同じメカニズム(構造変化?)で起こるのでしょうか?

竹川さん(PNAS vol. 108 #28,29)
#28(11446)
スピンドル形成において、1本の微小管から新しい微小管が枝分かれして伸びていくために、plk1(polo-like kinase 1)が重要というお話。モデルが分かりやすく書いてあった。平子さんもが質問していたけど、この枝分かれは何に重要なんでしょう?

#29(12095)
宿主細胞内における細菌の動きを見たというお話。photothermal nanobladeを用いて、細胞に細菌を感染させることで、T3SSを欠損させた状態での細胞内における細菌の動きを見ることに成功した。ちなみに、T3SSは移動には関係ないらしい。ナノブレードとか言われるとワクワクしてくるのは私だけでしょうか?

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