2011年11月21日

寺内 Science #6011,6012, 6057
#6011 p1689: 体重増加に働くペプチドホルモン(Ghrelin)を活性化させる酵素であるGOATを抑制するお薬の話。Ghrelinのアンタゴニストを探すのが難しかったので、Ghrelinを活性化させるGOATの方を抑制する作戦。GOATの活性部位にはまり込む薬によってGhrelinが活性化されないので、それ以上太らないようになるらしい。個人的にはこの薬の末端にTat配列をつなげて、細胞内に取り込まれるようにしているところが実用的だと感心した。私も十年先には太りやすい体質になっているかもしれないので、早くこのような薬が一般的になってほしい。

朱 PNAS Vol. 108, No. 44
・ LidAとRabの共結晶の話
・ 染色体分離の異常とそれにかかる時間との関係の話
・ c-di-GMPの濃度を制御するScrA/B/Cの話
・ ウィルスのヌクレオカプシドのヘリックスの外側を更に覆う構造の話
英語の発表を理解するのは相変わらず難しい。

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