2012年6月11日

竹川くん
Nature Vol. 483, No.7390, 7391, 7400

1) Vibrio choleraeの濃縮型ヌクレオチドトランスポーターの話。ホモトライマーを形成し、前に誠司さんが読んだ論文に出てきたタンパク質と構造が似ているようだが、complexの形成が輸送活性に重要かどうかはまだ分かっていないらしい。

2) Shigella flexneriのエフェクタータンパク質OspIの話。細菌に感染することで免疫反応として炎症が起きるが、炎症反応の系を活性化するタンパク質UBC13とユビキチン結合酵素(E2)との相互作用に重要な残基をOspIが置換することで、Shigellaは宿主の免疫システムをかいくぐっているようだ。

3) Molecular canvasの話。Molecular canvasはドット絵のようなもので、DNA origamiと異なり複雑な設計を必要としないらしいが、まだ3次元構造を作るのは難しいらしい。インパクトは3つの中で一番大きかったが、この技術を何に応用するのだろうか。

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