2012年6月18日

平子さん science #6078 #6082
No.229
K+チャネルに関する論文。これまではactiveな構造の解析しか進んでいなかったのですが、チャネルが閉じた構造の解析に成功したという事でした。α-ヘリックスの位置変化する事でチャネルを引っ張り、開閉を制御するという興味深い内容でした。

No.233
miRNAに関する論文。miRNAがRNAdecayではなく、translationに効いていることが明らかになった論文でした。この二つの現象は密接な関係にあり、分けての解析が困難であるという事でしたので、これを明らかにしたというのはかなり大きな仕事をしたということでしょうか。

大羽君 PNAS vol.109 no.22,23
#8501
多発性硬化症とビタミンDに関する論文。高緯度の地域に住む人に多く症状が見られるこの病がビタミンDとCa2+が関係していることを明らかにしたようです。ビタミンD受容体を潰した方が、症状が軽減するという逆の結果だったようですが・・・どういう相関関係があるのでしょうか。

#8546
プリオンに関する論文。マウス由来のプリオンが増幅する際にリン脂質分解酵素が重要である事を明らかにしたという事でした。生物種によって何が重要かは異なるようで、ハムスターではRNAが必要であるが、マウスではRNAでは増幅されないという点が興味深かったです。

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