2012年7月9日

Nature Volume483 Number7389
#9312; 肥満に関する話。GPR120欠損マウスを作成し、その体重変化を見ている。GPR欠損マウスでは高脂肪酸の食事を与えると体重が増えていた。またインスリンへの抵抗性などが上がっていることから、これらのことが肥満の原因になっているのでは!?という内容でした。ヒトにもGPR120に似たものがあるということで、マウスの研究から肥満の原因解明につながったら面白いなと思いました。
#9313; PaaABCEがepoxideの分解と合成に関与しているそうです・・・。化学系の話だったのでよくわからなかったです。

Volume487 Number7405
#9314; 嚢胞性線維症(CF)は水分の流れに異常をきたし粘性が高くなる病気。その原因はイオンチャネル(CFTR)とされている。ブタの気道表面の液を流し、そのときの細菌の生死を見ている。その結果pHが酸性側に傾くことで抗菌作用の低下が見られた。今回の結果からpHを上げることによって初期感染を防ぐことができるのではないか!?という話でした。
#9315; ヒトの中には様々な菌がいます。乳製品に含まれる脂肪によって体内の環境が変わり硫酸還元菌が増えるそうです。今回タウリンの促進によって硫黄が増加し、B.wadsworthiaが増えその結果大腸炎が引き起こされることがわかりました。

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