2007年 12月10日


仁くん : Nature vol. 449, No. 7165とvol. 450, No. 7169
植物の根で、auxinの濃度勾配やQCの部分の濃度がPINによるauxinのトランスポートだけで決定されることを示した。シミュレーションと実験の結果がきちんと一致したらしい。では何がPINのlocalizationを決めているのかと思ったら金吾さんがCellで話をしてくれました。PINのリン酸化と膜への輸送の制御だそうです。まとまって出てきて、一気に話は進んだんでしょうか。

和田くん : Science Vol. 318, No. 5852
Neural Progenitor Cells(神経幹細胞)の位置を同定する手段を新しく開発した。今までは死んだ細胞しか見られなかったが、H-MRSを使うと生きている細胞が見えるらしい。脳の再生医療の進歩に少しでも寄与するといいですね。

金吾さん : Cell Vol. 130, No. 6 とVol. 131, No. 2
PKAの構造。古くから重要性が分かっていてsolubleだし鬼ほど研究者がいるし、まだ構造分かってなかったんだ。ダイナミックに動くから難しかったのかな?cAMPのbindするregulatory domainがどうやってcatalytic domainをregulateしているかの解明です。個体や臓器の大きさを決めるのがYorkieの1ヶ所のリン酸化で決まっているというお話。ほんとに?と疑いたくなるけど、ではその先Ykiのリン酸化・脱リン酸化だけでどうやって大きさ制御してるんでしょうか。さらに謎です。


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