2008年 12月16日

湯浅くん Science, Vol. 322, no. 5906
GTP-tubulinを認識する抗体の話 →これで長年議論のまとだったGTPキャップの長さがわかるかも?microtubuleの途中にGTP-tubulin(残骸)があるっていうのも新しい発見です。ただ、この抗体が本当にGTP-tubulinを認識しているかということに関しては議論の余地がありますが・・・

檜作くん Nature, Vol. 455, no.7216, Vol. 456, no. 7219, 7220
タンパク質がMnとCuのどちらと結合するかという話 →タンパク質がフリーのMnが存在する細胞質で折りたたまれるとMnを結合し、Cuが多いペリプラズムで折りたたまれるとCuを取り込む。タンパク質の金属取り込みの絶妙な調節機構がうかがえます。

須藤さん PNAS, Vol. 105, no. 29, 32, 33, 34
ラフトの話 →ガングリオシドを架橋している時点で膜の状態がnativeではない気がするのですが。
MTがたわむ話 →vesicleがmicrotubule上を移動するときにMTがたわみ、それが移動を早める!?あんなにたわむものなのでしょうか。どんなふうに移動するのか不思議です(後でムービーを見てみます)。
Arf-1の話 →タイトルにはArf-1がmembrane curvatureを誘導すると書いてあって本当かなという意見がでてましたが、本文に一応lipid sheetからチューブがでてる写真が載ってました。でも、やはりちゃんとしたliposomeでやってほしいと思ってしまいます。

今回は個人的に「本当かな〜?」という話が多かったです。
ところで、3人で2時間以上はちょっと長すぎる気がします。もう少し時間配分に気をつけましょう。



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