2013年9月30日

本間先生
nature #7462, #7465, #7466
気になったのは、Type VIのニードルの先端部分を構成するタンパクの構造を解いたという話と、炭疽毒素のレセプターの話でした。
前者は、ニードル先端を形成する小さなタンパクを、キメラにして構造を解いたという話。中を物質が通る(注射針の先端のイメージ)訳ではないというところに、議論のしがいがあると思います。後者は、炭疽毒素を受容するレセプターGMG2が見つかったという話でした。

竹川君
Science #6149, #6151, #6152
昆虫にある、歯車の話が面白かった。それ以外は、やっぱり結晶の話に興味が行く事が多い。
前者は歯車によって両足を協調的に動かすために歯車があるという話。結晶の話には、繊毛内でチューブリンを輸送するIFT81のN端の部分結晶や、細胞壁合成に関わるMraYの結晶、HIVウィルスの認識レセプターCCR5の阻害剤との共結晶などがあった。

森さん
PNAS No26, No27
結核菌に有効な薬剤の話は面白かった。従来の薬剤に耐性を持つ結核菌や増殖していない状態の結核菌にも有効という事で、これからに期待できそう。耐性菌に関する話題はこれからも多くなりそうだなぁと感じました。

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