2013年11月11日

朱 Nature 7470;7471;7472
1,オートファジーと繊毛形成の話。繊毛形成の阻害によってオートファジーは部分的に阻害される一方で、オートファジーを障害すると、正常な栄養条件にあっても一次繊毛の成長や繊毛関連シグナル伝達が進んだ。

2,in vivoでiPS細胞を作り出そうとした論文。iPS細胞を作るための因子を誘導させると多数の臓器で奇形腫ができるらしい。説明省かれていたけど詳細知りたかった!

3,ほ乳類の毛の分化について。毛根のstem cellの最初の位置によって髪の毛になるかどうかが変わるという事でした。

西垣 Science vol.340 #6133, vol.340#6140
1,ウォルバキアという細菌に感染した蚊はマラリア原虫の感染に抵抗を持つ。また、ウォルバキアはメスの生殖器内で増殖するので、この母親を持つ子孫も感染し続ける。マラリア制御にこの蚊を利用できるのではないか、という話でした。

2,個体差が生じるには遺伝的要因と環境的要因のどっちが強いのか、という論文。近縁のマウスを使って実験を行いました。たくさん遊ばせているマウスは普通に育てたマウスより脳が発達している。当たり前の結果ですね。近縁のマウスってどうやって用意してるんだろう?

3,抗生物質がどうやって細菌を殺しているのか、という論文。活性酸素種が関わっているのかいないのかというのが論点だったのかな?すみませんよくわかんなかったです。

西野 PNAS March 26,2013 Vol 110 no.13 /October 8,2013 Vol 110 no.41
1,膜タンパク質の結晶化を効率よく行うための新たな界面活性剤を探そうという論文。ステロイドベースでFA-1~FA-7まで作り、全てcmcの二倍量で溶かした後様々な活性を見ていました。100日経っても活性を維持しているとか、夢が広がる界面活性剤ですね!

2,外膜タンパク質の集合に関わっているタンパク質Bamの論文。BamAにはsensitiveとresistanceのフォーメーションを持っているが、それぞれBamE BamDが関わっている。

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