2014年4月7日

本間先生 Nature #7489, #7491
1)ストーク形成の位置を、Caulobacter(Polar)とAsticcacaulis(Bilateral)のSpmXの位置と比較したお話。見え方的に、PolarのストークとBilateralのストーク?が違うような気がしましたが、そこのとこはどうなっているのでしょうか?
2)よくわかりませんでしたが、X-pQTL法によって、遺伝子多型の解析が良くなりますよというお話?
3)人の腸内に、Xyloglucanを代謝する菌がいますよという話。
4)クラミジアにペプチドグリカンがあるかどうかを、新しい化学染色によって示したお話。この手の化学染色剤はいろいろと勉強すると応用できるかもしれませんね。以下時間オーバーショウジョウバエの性に関する話と、prokaryoteにおけるRNAiの話。

稲葉さん PNAS Vol.111 #2, #5
1)サルモネラにおいて、InvJだけでなく、それと相互作用してPrgJという因子が働いているという話。どんな変異を入れても(X to A)ニードルが長くなるのはなぜなのか不思議です。
2)男女間の脳内シグナルの伝達経路の違いのお話。男では右脳左脳それぞれ脳内での伝達が主なのに対し、女では右脳左脳間の伝達が主であったというお話。これらの違いは13歳以下ではほとんど見られなかったため、二次成長?が影響している事も示されていました。こんなところが、よくいわれる男女間の考え方の差なのかなと思いました。
3)Candidaにおいてクオラムセンシングに重要なNrg1の制御に関するお話。Cyr1による転写制御系の調整以外に、Ubr1によるユビキチン化を端としたタンパク質の安定性制御による調整系が明らかになったという話。非常にロジックがしっかりしていて、聞いていてわかりやすかったです。
4)犬とアレルギーの話。幼少期に犬を飼う事で、免疫系が鍛えられる?というのを実際に示した話。将来的には犬を飼おうと思いました。
5)KチャネルKcsAの話。InactiveなOpen-Close構造とActiveなOpen-Close構造を、蛍光染色剤の強度で見ている話。結果、細胞外の入り口周辺のドメインのダイナミズムが示された。

BACK