竹川くん(Nature Vol.526 #7571, 7574)
(1) Bondy-Denomy et al; 細菌のCRISPR-CASシステムに対抗するためファージ が持つanit-CRISPRタンパク質(AcrF1~4)とCas complexの結合をゲルろ過で調べている。AcrF1,2,4はcrRNAのターゲットへの結合を防ぎAcrF3はCas3が集まっているのを防いでいた。
(2) von Appen et al; ヒトの核膜孔複合体の電顕を使った構造解析。いままでよりも高分解能。
(3) (4) McGlynn et al, Wegener et al; 海底でおこる嫌気的なメタン酸化について。archaeaとdeltaproteobacteriaの相互作用がnanowireによって電子が受け渡されておこっていることを示した。nanowireの電顕写真はわかりやすい。

尾上さん (PNAS Vol.112 #12, 16, 18, 19)
(1) Barnhart et al; さかなのケラトサイトの動き
(2) Shimokawa-Chiba et al; YidCの膜に埋まっている領域に親水性のcavityがある。細胞をNEM処理することで本当に水と接しているかを生化学的に調べた。
(4) Jeandet et al; バルト海に沈んだ170年前のワインの成分分析。味はわからない。
(5) Zhou et al; アルツハイマー病発症に関わるγ-secretaseのクライオ電顕。以前の報告からdetergentを変えて分解能をあげてきた。4つのサブユニットの場所を同定。
(7) Yevick et al; 細胞が管状の構造を覆う現象があるが、その現象を解析していくために、ガラスの管の上に細胞を培養して観察した。管の直径によってアクチンの並び方が変わる。

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