水野さん Nature Vol.540 No.7633, Vol.541 No.7635/7637
Govero et al.
Zika Virusがマウスの精巣組織を破壊することを明らかにした。図で組織の様子がはっきり示されており、怖い話だった。

Glenwright et al.
腸内細菌における代謝に関わる膜タンパク質複合体SusC, SusDの構造を解いた。この複合体にはOpen/Closeの構造変化が考えられており、その詳細の解明が待たれる。

近藤さん Science Vol.354 Iss.6312/6315/6316
Schellenberger et al.
遺伝子組み換えトウモロコシの生育で問題となっている害虫対策としてPseudomonas菌が持つタンパク質が有用であり、その遺伝子をトウモロコシに組み込むことに成功した。タンパク質がどのようなメカニズムに害虫に効果を持つかに興味を持った。

Si et al.
インフルエンザ Virusの安全な生ワクチンの作成に成功し、マウスで効果がみられたことを示した。ヒトで実際に使用できるようになる日が待たれている。いつかこの論文のワクチンで予防接種を受ける日が来るのだろうか…。

本間先生 PNAS Vol.113 No.45/47
Vaisey et al.
BEST1とよばれるCa2+イオン依存性Cl-イオンチャネルの構造を解いた。このタンパク質の機能の理解にはイオン選択性がどこで行われているかをもう少し詳細に明らかにする必要があり、その解明が待たれる。

Lowe et al.
磁性細菌のアクチン様タンパク質MamKのフィラメント構造が解かれた。同じくアクチン様タンパク質のMreBやアクチンフィラメントのと具体的な類似性、違いの説明をもう少し聞きたかった。

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