寺島先生
Nature vol.546 num.7656 pp7-180 Rego et al.,
結核菌の不均一分裂がLamAによって生じることを明らかにした。この不均一分裂がpersisterを形成し、抗生物質存在下での菌体の生存につながる。LamAが細胞分裂の制御装置にどのように影響を与えることで不均一分裂が生じるのか疑問を持った、今後の解明が待たれる。

Nature vol.546 num.7658 pp327-446 Dong et al.,
CRISPR-CAS9 systemとその阻害因子ArcIIA4の共結晶構造を解いた。ArcIIA4がPAMに結合することにより標的配列の認識とヌクレアーゼ活性を阻害することが示唆された。ArcIIA4をsystemに組み込むことによりゲノム編集がより正確かつ簡便に行われるようになると思った。

伊村さん
PNAS vol.114 No.24 Oberhofer et al.
Mlphのリン酸化によってmyosinVがactinから微小管へ移ることを明らかにした。actin上でのみ動くことのできるmyosinVが微小管に移るとその後積み荷(この場合melanosome)はどの輸送装置で輸送されるか疑問を持った。

Kuhn et al.,
昨年のBLASTでも発表されていたべん毛が菌体に巻き付いて菌が動く話。PNASにacceptされたようです。海洋性ビブリオ菌もmotility agar上で菌体にべん毛が巻き付くのだろうか疑問に思った。

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