Nature 相良さん #7811, #7812, #7813
3冊から4報の紹介でした。
Kai-Ting C. shade et al.,
免疫グロブリンEのシリル化によってアレルギーの病原性が決定されているということを示した。1分子のIgEあたりに存在するアミノ酸の糖鎖修飾の数に着目していた点が面白かった。ピーナッツアレルギー以外の場合はどうなるのか気になった。

Jiyoon Lee et al.,
多能性細胞から有毛皮膚を作るという内容だった。マウスの背に移植してしばらくすると移植部分から毛が生えてきたことが視覚的に理解しやすかった。多能性細胞から組織を作ることの可能性を感じた。

Science 小嶋先生 #6492, #6494
2冊から4報の紹介でした。
Filipa rijo-ferreira et al.,
マラリアが起こす48時間周期の熱は何が原因かを探った内容だった。結果としてはマラリア自身が体内時計を持っていて、48時間周期でマラリアに感染した赤血球がバーストし、新たな赤血球に感染するというサイクルが回っているらしい。マラリア自身が体内時計を持っていることがとても興味深かった。

Chloe E et al.,
がん細胞の中にどんなバクテリアがどのくらいいるかについて調べた論文だった。他のがん細胞に比べて、肺がん細胞にタバコ由来の成分を自分のために使用しているバクテリアが多く存在していた点が面白かった。

PNAS 小早川さん Vol.117;#21, #25
2冊から4報の紹介でした。
Taichi Noda et al.,
主に先体で発現する、精子と卵母細胞の融合に関するタンパク質を特定したという内容だった。それぞれの遺伝子が具体的にどのような役割を担っているか気になった。

Sungmin Son.,
CSOPという細胞表面のタンパク質等の高さを測定する方法を確立した。表面分子の高さの変化から細胞間相互作用メカニズムを解く新しい手法として可能性を感じた。

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