2009年 4月27日

滝口(陽)(Nature)
苦節10年以上の仕事で、分3の前田先生の論文がネーチャーに掲載されました。おめでとうございます。
リンが足りなくなると、リン脂質以外の脂質を合成するようになる生がいるという 報告がありました。イオウ(S)を含むスルフォキノボシルジアシルグリセロー ル(SQDG)という酸性脂質は、光合成する生物に特徴的にみられるらしいですが、本当のところなにをやっているかは分からないらしいです。

須藤(Science)
タイプIV分泌装置の構造が単粒子解析で解かれていました。いかにして精製したかが興味あるところですが、その辺はサイエンスですので、詳しくは書いてないらしいです。結構でかい構造が見えていますが、どのようにしてDNAが通っていくのか興味深いです。
 月原先生のグループのVaultと呼ばれる巨大な構造体の構造が解かれました。大きいことはいいことですが・・・なかなかべん毛は難しいです。

寺島(PNAS)
東京大学分生研の徳田先生のグループから、リポタンパク質輸送について、内膜から外膜へ輸送する際に、リポタンパク質を口移しでキスするように受け渡すというモデルが提案されていました。以前、分4に所属していた薬師さんが、徳田研で学位をこのリポタンパク輸送で取得していたので、思い出してしまいました。

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