2005年 6月20日
寺島くん
nature Vol.435 No.7042の673
ホレ薬の話。じゃなくてオキシトシンの話。オキシトシンを人に嗅がせると、その人は他人を信用しやすくなるらしいです。実験では嗅がせた人がどれだけ他人を信用して投資できるかってことをやっていました。
新しい詐欺の臭いがします。でもそんなに極端に変わるわけではないようなので大丈夫です。

百武さん
PNAS Vol.102 No.6の2227
植物には細胞間で物質をやりとりするための穴(管?)があります。InsoonらはGFPを使うことでその大きさなどを測りました。モノマーのGFPだと蛍光が広がりやすく、GFPを二つ繋げたものだと広がりにくくなります。モノマーだとぎりぎり通れるくらいの大きさの穴が多いんですね。
さらに分裂組織の方が早く広がるらしいです。これ実際に見てみたらキレイで面白いかも。

川岸さん
Science Vol.308 No.5721の554
環境中にはいろんな種類のバクテリアが生息しています。その生態系を総合的に理解したいのですが、バクテリアの種類が多すぎるためにこれがなかなか難しい…。そこでSusannahらは、特定の環境中にあるすべてのDNAをsequenceし、その環境にspecificなDNA配列(遺伝子)を同定しました。
そしてその遺伝子がどのバクテリアのものなのか、どういう機能をもっているのかを調べることによって、生態系を理解しようという試みがなされています。
内容はわかりやすくてとても興味深いですが、この論文のFigure一枚を作るのに相当な労力が費やされているんじゃないかと思います。私ならあまりやりたくありません。。。



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