PNAS はおさん vol.118 #8.24
2誌から3報の紹介でした。
Matthias D. Koch et al.,
細菌の線毛についての論文で、特に伸長と収縮、そのメカニズムに焦点を当てたものでした。伸長モーターと収縮モーターが確率的に結合し線毛が伸長・収縮することを、実験だけではなくシミュレーションも行い結果を比較していたため、説得力のある結果に感じました。確率的に結合するならば、伸長しつづけとても長くなった線毛も存在しうるということなのか、やはり限界の長さがあるのか気になりました。

Olivia Harding et al.,
TANK結合キナーゼ1(TBK1)のミスセンス変異によるマイトファジーへの影響を調べた論文でした。この変異は、筋萎縮性側硬化症(ALS)や前頭側頭型認知症(FTD)などの疾患に関連しているようで、さらにメカニズムを解明し、疾患の治療につながれば、と思いました。

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