Nature はおさん # 7867, 7869, 7873
2冊から4報の紹介
Wu, WL et al.,
腸内細菌叢の量によってストレス応答ニューロンのスパークやそれを介した社会行動に変化が見られるという内容だった。今後薬剤などで腸内細菌の調整をし、それによって脳内のニューロンや行動などを変えられるということが人間で行えるようになったらと考えると可能性を感じた。

Jumper, J et al.,
タンパク質の構造予測が従来の者に比べてかなり高精度に行えるようになったという内容だった。開発の会社はどうやらAlphaGoを開発したところらしく、可能性を排除していき構造予測していくという予測方法のようだった。一つずつ排除していくということでかなり時間はかかるが、より精密に予測ができるようになったとなると、今後使われる機会が多そうだ。

PNAS 小早川さん Volume 118 #30, #33
Eleonora Chiri et al.,
シロアリの塚内の微生物の選択をシロアリの代謝によって制御しているという内容だった。そのなかでもメタンではなく水素ガスが選択に重要であり、どのような種が存在するか、またその多様性を細かく見ていた。シロアリから恩恵を受けている微生物は何か白アリの塚に影響を与えているのか気になった。

Yanna Shi et al.,
転写因子であるSlLOB1が、トマトが柔らかくなるのに必要であるという内容だった。トマトの食感などに幅を持たせてくれ、動物の嗜好の幅を広げるのに重要なのかなと思った。

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