W. Roman et al.,
筋肉の超回復が、筋肉の幹細胞によって起こっているのではなく、核が移動して必要なタンパク質を合成することによって起こっているということが分かったそうです。よく筋トレをするので身近な話だと思い興味深かったのですが、これまで考えられていたのが間違っていたということに驚きました。また、核が移動している様子がすごく綺麗に見えていて、興味をそそられる図だなと思いました。
PNAS 和泉さん Vol.118; #37, 42
2誌から3報の紹介でした。
Simona Sorrentino et al.,
血小板の突起の受容体の構造とアクチンの極性を見たという論文でした。突起の内部のすごく入り組んだアクチン線維を極性で色分けしたりしていて、どのようにしてこのような図を完成させたのか気になりました。
Masato Kato and Steven L. McKnight
FUSというタンパク質の2つのドメインの自己組織化に関する論文でした。FUSは核内で液液相分離をすることが知られていて、現在注目されているタンパク質らしいです。2つのドメインがそれぞれ凝集することが分かったようですが、これがFUSの機能(RNA代謝)にどのように影響していると考えられるのかが気になりました。